名阪食品がWACULの「AIアナリスト」を導入しおせち商戦で前年比2.5倍の売上に成功

名阪食品、WACULの「AIアナリスト」を導入し大成功

名阪食品株式会社が、株式会社WACULが提供する「AIアナリスト」を導入したことが注目を集めています。この導入により、名阪食品はオンラインショップのCVRを改善し、季節商品である『おせち』商戦において、前年比でなんと2.5倍の売上を実現しました。

導入の背景

名阪食品は、フードサービス事業を展開する企業で、最近では介護食の製造販売事業として『そふまる工房』を立ち上げています。しかし、新規事業の立ち上げから1年半経過しても、ECサイトの成果が停滞していることが課題とされていました。特に、サイトの流入数はコンテンツを増やすことで向上しているものの、CVR（コンバージョン率）については社内の施策だけでは限界があることを痛感していたのです。

このような背景から、名阪食品はWACULの「AIアナリスト」を導入することに決めました。AIを活用したデータドリブンな施策を打ち立てることで、より高い成果が期待されました。

導入後の成果

「AIアナリスト」を導入した結果、名阪食品は具体的なプロモーション施策を展開しました。この施策では、集客からメインページの改修、さらにサイト内回遊導線の整備まで行い、ユーザーの興味を引くための課題解決に取り組みました。これにより、季節商品プロモーション期間中のCVRは前年比で驚愕の142％増加という成果を上げました。

名阪食品の担当者からのコメント

事業責任者の辻井氏と公式EC責任者の松田氏は、これまでの経験から得られた知見をもとに、「AIアナリスト」への期待を語っています。従来のアドバイスにおいては、具体的にどう画面を改善すればよいのか明確ではなく、実行の際の納得感が薄れていたといいます。

「アドバイスと実画面が結びつかず、どのようにアクションを起こして良いのかわからなかった。その点で、WACULの提案については納得感が伴っている」と辻井氏は語ります。このように、AIアナリストの導入によって得られたデータの可視化も、効果的獲得につながる要因となったとされています。

今後の課題と展望

介護食という分野はまだ発展途上にあり、さまざまな要因によって競争が激化しています。その中で、辻井氏は「市場全体が成長している中、私たちの強みを活かしていかにコンバージョンを獲得するかが重要」とし、今後の成長に向けた展望を語りました。

また、気になる課題として、意見の滞留や将来の成長戦略についても言及。「最初の半年が特に重要」であり、これからはAIアナリストを活用して、現状のCVRをどう持続させ、さらなる事業拡大を図るかが大きなテーマとなるでしょう。