物流倉庫の新たな試み:VoiSol® Smartの導入
株式会社サトーが開発したウェアラブル音声ナビゲーションシステム「VoiSol® Smart」が、兼松エンジニアリングの物流倉庫に導入され、大きな成果を上げています。この技術は、約2,000種類の部品ピッキング作業を標準化し、ミスをほぼゼロに近づけることに成功しました。これにより、属人化の解消や残業時間の削減といった効果が得られ、業務の効率性が飛躍的に向上しました。
導入の背景
兼松エンジニアリングでは、自社の組立工場向け及び既存ユーザー向けの部品を保管しており、そのピッキング作業は熟練の作業者の記憶に頼っていました。部品名の表示もなく、新人や経験の浅い従業員は混乱しがちで、ミスを生じることが多々ありました。結果として、再作業のために数時間を失うこともしばしば。これらの問題を解消する必要がありました。
VoiSol® Smartの導入
この課題に対する解決策として、「VoiSol® Smart」の導入が決定されました。導入後は、約2,000種類の部品を対象に、作業者が棚の位置を知らなくても作業ができる環境が整えられました。音声ガイダンス機能とスマートフォンの画面表示を使って、作業者は特定の棚へとスムーズに移動できます。特に、複数の注文を同時並行で処理する際には、色分けされたナビゲーションが効果を発揮し、誤動作を防ぐための警告音も設定されています。
導入効果
1.
属人化の解消とミスの極小化
これにより、経験の少ない従業員でも即日でピッキング作業を行うことができ、ミスはほぼゼロに達しました。
2.
人的リソースの最適配置
従来のピッキング作業は正社員3名と派遣社員3名で行っていましたが、今では派遣社員中心で運用可能となり、正社員は検品業務に集中。これにより誤出荷リスクが低下し、正社員1人当たりの残業時間も月間約10~20時間削減できました。
3.
棚卸し業務の高精度化
実在庫と理論在庫の照合をシステム上で効率的に行うことで、棚卸し作業のスピードと精度が向上。
作業員からの支持
兼松エンジニアリング 部品部の森尾涼チーフは、導入の決め手として音声ガイダンス機能を挙げています。実際に試験利用した作業員からの高評価が多く、VoiSol® Smartの導入を促進させました。初めは300アイテムの導入計画だったものの、最終的には2,000アイテムまで拡大しました。
VoiSol® Smartとは?
「VoiSol® Smart」は、音声ガイダンスと画面表示を駆使して、作業員を必要な棚へと的確に導くシステムです。既存の帳票とのOCR連携や、出荷先別の色分け、棚札のQRコード照合などを通じて、経験や記憶に依存しない「標準化された倉庫作業」を可能にしています。柔軟な保管場所の変更にも対応しており、効率的で精確な作業環境を実現します。
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株式会社サトーは、情報化を通じた社会の最適化を目指し、全世界でビジネスを展開しています。サトーグループは自動認識技術を駆使し、課題解決に取り組んでいます。