JLLが福岡大名ガーデンシティの管理業務を開始
2025年1月30日、総合不動産サービス会社のJLL(本社:東京都千代田区)が福岡・天神地区に位置する大型複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」のプロパティマネジメント業務を受託したと発表しました。このビルは、福岡県福岡市が推進する「天神ビッグバン」プロジェクトの一環として、旧大名小学校跡地に建設されたもので、2023年3月に竣工し、同年6月に開業しました。
「福岡大名ガーデンシティ」は、オフィス、商業施設、ラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトン福岡や、カンファレンス施設を備えています。また、旧大名小学校の校庭を利用した約3,000平方メートルの広場「福岡大名ガーデンシティ・パーク」が併設されており、地域の人々が集える憩いの場となっています。
さらに、ビル内には「福岡大名ガーデン・テラス」というコミュニティ施設もあり、レジデンスや公民館、クリニックなど地域に貢献する施設が揃っています。また、2017年に開業したスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」も近隣に位置し、起業家たちの活動の場として注目されています。
JLLは、同ビルのテナント管理や運営、さらにはテナント誘致支援を行うことで、その活気や交流の場をさらに増やしていく方針です。施設全体の理念である「MEET SYNERGY 〜門をくぐって、次の福岡へ。〜」のもと、関係者間のつながりを重視し、ビジネスの発展へとつながるアイデアや仕組みの構築を進めます。
ビルの代表企業である積水ハウス株式会社のシニア・スペシャリスト、閑章二郎氏は、「グローバル創業都市を目指す福岡市の都市ブランド向上に寄与するこのプロジェクトの管理をJLLが担うことを非常に嬉しく思っています。JLLのノウハウが加わることで、当ビルが多彩な交流拠点として発展することを期待しています。」とコメントしています。
また、JLL福岡支社の副支社長、巻幡省吾氏も「福岡大名ガーデンシティはオフィスや商業施設、ホテル、コミュニティ施設が同居する複合施設で、管理における専門性が求められます。私たちは国内外での多様なプロパティマネジメント経験を活かし、ビルの発展と賑わいの創出に貢献したいと考えています。」と述べています。
JLLは、世界80か国で展開するグローバルな不動産サービスチームであり、その目標は「不動産の未来を拓き、より良い世界へ」を掲げています。これから福岡大名ガーデンシティがどのように育まれていくのか、その動向に注目が集まります。