NAVERが提案する「次のまちづくり」
2025年7月、大阪・関西万博が開催されます。そのイベントに、韓国の革新企業、株式会社NAVERが注目の体験型展示を行います。この展示は、「NAVER AI FESTIVAL: テクノロジーで繋がる未来」と題され、最新のAI技術を活用しています。来場者は、「人と街をやさしくつなぐ未来の暮らし」を五感で体験できる機会を得ることができるのです。
NAVER ケアコールの取り組み
展示の目玉の一つが、「NAVER ケアコール」というAI安否確認サービスです。このサービスは、高齢者や一人暮らしの中高年世帯をサポートします。AIと電話を通じて日常的に会話をし、その中で高齢者の心身の変化を察知します。特に、異常が感じられた際には地域の福祉機関と連携し、迅速に対応ができる仕組みになっています。
韓国国内では、140以上の自治体で既に導入されており、孤独死を防ぐための国策としても推進されています。日本では、島根県出雲市でこのAIによるケアコールの実証事業が進み、地域包括支援センターと協力して業務の効率化が図られています。出雲市全域へのサービス拡大も決まっており、その効果が期待されています。
なお、本サービスは「第4回Digi田甲子園」に入選するなど、その効果が高く評価されています。
未来を描く「デジタルツイン」
もう一つの注目技術、「デジタルツイン」は、都市全体を三次元の空間として再現し、様々なシミュレーションを行うことを可能にします。これは、都市開発や防災など、多くの分野で使用されており、次の世代の都市づくりの基盤となるべく期待されています。韓国政府は、2030年までに全ての国家主導の建設プロジェクトにデジタルな管理システムを導入する計画を立てており、NAVERはその核心となる存在です。
デジタルツイン技術により、来場者自身が都市のスキャンや災害リスクの可視化を体験できます。
AI技術のリアルな体験
何よりも、この展示は「社会実装されているAI技術」を直接体験できる貴重な機会です。NAVERはAIとクラウドを中心にしたプラットフォームを有しており、開発から運用まで一貫して行う力強い基盤を持っています。これにより、具体的なユースケースを通じて、AI技術が生活にどのように寄与するのかを体感することができます。
このような展示は、AIの活用を考えるビジネスや行政の関係者にとって非常に貴重な示唆をもたらします。さらに、NAVERの技術研究員キャラクター「ゆめ」が、ストーリー仕立てで展示を紹介し、来場者に楽しさを提供します。
最後に
2025年の大阪・関西万博で、NAVERが展示するAI技術の未来像を体感し、新しいまちづくりについて考える機会をお見逃しなく。皆さんの来場をお待ちしています。
イベント概要
- - イベント名: 『NAVER AI FESTIVAL: テクノロジーで繋がる未来』
- - 主催: NAVER
- - 会期: 2025年7月9日(水)〜11日(金)10:00〜19:00
- - 会場: EXPO2025大阪・関西万博 フェスティバルステーション