新たに認定された「エコレールマーク」で環境に優しい選択を促進
「エコレールマーク」の新たな認定──環境問題への貢献
令和6年12月5日、第47回「エコレールマーク運営・審査委員会」が開催され、新たに2社の企業が「エコレールマーク」の取り組み企業として認定され、1件の認定商品と5社の協賛企業が追加されることが決まりました。この制度は地球環境に配慮した貨物鉄道輸送を利用している企業や商品を認定するもので、消費者に対して意識を促し、鉄道貨物輸送の利用を推進しています。
新規認定企業
今回、エコレールマークの新たな取り組み企業として認定されたのは以下の2社です：
1. ちふれホールディングス株式会社
2. 協和化学工業株式会社
これらの企業は、持続可能な物流を目指しており、その努力が評価された結果としての認定です。
新規認定商品
また、認定商品も発表されました。今回認定されたのは：
- - 板紙（北越コーポレーション株式会社製）
協賛企業の増加
新たに認定された協賛企業は次の5社です：
1. 東洋電機製造株式会社
2. NX徳通株式会社
3. 三八五流通株式会社
4. 郵船ロジスティクス株式会社
5. ブリヂストン物流株式会社
これにより、エコレールマーク制度の拡充が図られ、環境への取り組みを実施する企業との連携が強化されることになります。
エコレールマーク制度の意義
「エコレールマーク」は、500km以上の陸上貨物輸送の中で鉄道を一定の割合以上利用している企業や商品に対して付与されます。具体的には、企業が年間で15％以上を鉄道輸送に切り替えているか、または年トン数が15,000トン以上に達するか、さらに距離と数量の掛け算で15,000万トンキロ以上を鉄道利用する場合に認定されます。
環境問題への貢献
この制度の目的は、消費者がエコレールマークの付いた製品を選ぶ事で、企業が地球環境問題に貢献していることを意識し、持続可能な選択を促すことにあります。また、企業側においても鉄道貨物輸送のモーダルシフトを行いやすくするための基準を提供することで、より多くの鉄道貨物輸送の利用を促進しています。
現在、認定商品は183品目（158件）、認定企業は100社、協賛企業は59社と増加を続けています。
まとめ
エコレールマークは、環境に配慮した選択を消費者に提供する重要な制度です。これからも持続可能な社会を実現するため、多くの企業がこの取り組みに参加し、消費者もその選択を積極的に応援していくことが求められています。
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