ギネス成功の舞台裏
2022-11-09 09:00:02

翔和学園が最大水ロケットでギネス世界記録に挑戦成功!

翔和学園がギネス世界記録に挑戦



2023年8月、北海道大樹町にあるスペースポートで、NPO法人翔和学園が制作した大型水ロケットが見事に打ち上げに成功し、ギネス世界記録に認定されました。この記録更新は、教育の一環である生徒たちの挑戦によるもので、生きる力を引き出す教育プログラムの一部です。

教育プログラムとロケット制作


翔和学園では、生徒の個性に応じたさまざまな教育プログラムを提供しています。その中で、巨大ペットボトルロケットの制作に取り組む機会もあり、今年3月には初めての打ち上げを試みましたが、高さはわずか3メートルに終わりました。今回の挑戦では、4ヶ月にわたる改良が施され、新たに設計されたえんじンとノズルを装備したロケットが、全長7.72メートル、直径72.5センチメートルの仕上がりとなりました。生徒16人が協力して制作したロケットには、7つのペットボトルがエンジンとして取り付けられています。

打ち上げの瞬間


当日、打ち上げは14時30分から行われ、3回目の試行で無事に成功。ロケットが青空に舞い上がると、見守っていた生徒たちから歓声が上がりました。この瞬間は彼らの努力が実を結んだ証でもあり、自信を与える素晴らしい時間でした。ロケットが空に飛ぶ様子は、まさに感動的な瞬間でした。

教員の心情


この挑戦を指導した教員の水川勝利さんは、「ロケットが空に舞い上がる姿を見て、私たち全員が感動しました。ギネス世界記録の認定は生徒たちの自信を高め、今後の人生にも良い影響を与えるでしょう。これからも挑戦し続けます」と、熱い思いを語りました。

生徒の感想


生徒の一人、野口隼太郎さんは、打ち上げ成功について「本当にギネスの一員になれたことが嬉しいです。失敗を恐れず挑戦し続けたことが実を結びました。これからはもっと大きなロケットに挑戦したい」とコメントしています。
他の生徒たちも同様に、自分たちの力で成し遂げた成功を喜び、今後の改善点や挑戦への意欲を語りました。

未来への挑戦


翔和学園は、この成功を踏まえ、さらなる大きなロケットの打ち上げに向けて準備を進めています。空気入れの改良や設計の見直し、安全面の強化など、新たな挑戦に向けて行動を起こす予定です。

翔和学園について


NPO法人翔和学園は、2007年に設立され、発達障害の児童・生徒・若者を対象に特別支援教育を提供しています。フリースクール事業や生活訓練など多様なプログラムを展開し、特性に応じた個別最適な教育を行うことを目指しています。生徒数は112人に達し、彼らの自信と希望を育む取り組みが続けられています。

今回の水ロケットプロジェクトは、未来ある若者たちに自信と夢を与える貴重な経験となりました。翔和学園は、今後もさらなる挑戦を続け、仲間たちと共に大空を目指し続けることでしょう。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 翔和学園
住所
東京都中野区中央1丁目38−1アクロスシティ中野坂上2F
電話番号
03-5338-0338

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