新たな鉄道文化を提唱する『Cuterain』の誕生
近年、鉄道に関心を持つファン層は多様化してきています。特に女性の鉄道ファンも増えてきているのに対し、鉄道関連商品の多くは未だに男性向けのデザインが中心という現実があります。そんな中で、大阪公立大学に在学中の女子大生、門脇真歩さんが新たな鉄道ブランド『Cuterain』を設立しました。彼女が目指すのは、鉄道とかわいさを掛け合わせた、新しいスタイルの鉄道文化の確立です。
彼女のコンセプト
「鉄道は男性向け」という概念を覆したいと抱く門脇さんには、小さい頃からの電車への愛情があります。毎回乗り込む電車が新たな冒険の始まりであり、車窓からの景色の美しさ、そして駅ごとに異なる街の魅力に心を踊らせていました。しかし成長する中で、女性向けの商品が少ないことに気付きます。グッズの多くは車両デザインや路線を前面に押し出したもので、女性が日常的に持ち歩きたいと思えるアイテムはほとんどなかったのです。内心の違和感を抱え続け、「どうにかしたい」と思った彼女は、ついに行動に移すことを決意しました。
Cuterainの目標
『Cuterain』は、「Cute(かわいい)」と「Train(鉄道)」を掛け合わせた名前が象徴するように、「電車×かわいい」をテーマにした女性向け鉄道グッズを提供していきます。門脇さんは、この挑戦を通じて、もっと多くの女の子に電車の楽しさを味わってほしいと考えています。そのための一歩として、第一弾商品としてご当地切符キーホルダー「思い出きっぷ」を発表しました。これはレトロな硬券切符をモチーフにしていて、各デザインには関西の地域性が盛り込まれており、心に残る旅の思い出を手元に残すことができるアイテムです。
思い出きっぷの魅力
「思い出きっぷ」は、ただのキーホルダーではありません。旅先で見た景色や感じたことを切符として形にすることで、より深い思い出を呼び起こします。それぞれの切符には、関西各地のモチーフや、地域の言葉が掛け合わされており、思わず賑やかな気持ちにさせてくれます。これにより、女性たちが「かわいいから欲しい」と思える鉄道グッズとしての地位を確立し、さらには「この電車に乗ってみたい」「この街に行ってみたい」と思わせる作品です。
今後の展開
『Cuterain』は今後、商品のラインアップを増やしていく計画を進めています。また、女性の鉄道ファンが集まるコミュニティやイベントも企画中です。さらには、SNSを通じて鉄道と女子カルチャーの魅力を発信し、鉄道会社や自治体とのタイアップにも力を入れていく意向です。そして、彼女の意気込みは、「Cuterainがきっかけで、電車旅が好きになった」といった声が全国に広まることです。
起業の背景
彼女がこの起業に踏み切った背景には、「顧客価値共創プログラム(CVCC)」というプログラムがあります。このプログラムで、門脇さんは実際に企業や自治体と協力しながらアイデアを磨き、デザインができあがる過程を体感しました。特に、JR西日本グループとの関わりが大きかったと語ります。
会社情報
このように、門脇真歩さんが発信する『Cuterain』は、鉄道への新しいアプローチで設立され、多くの女性に愛されるブランドへと成長していくことでしょう。