平塚らいてうの思想を受け継ぐ!第18回「平塚らいてう賞」公募開始
日本女子大学は、2024年7月1日より、第18回「平塚らいてう賞」の公募を開始しました。本賞は、日本女子大学の前身である日本女子大学校で学んだ思想家・作家である平塚らいてうの大学卒業100年を記念して、2005年に創設されました。
平塚らいてうは、女性解放運動の先駆者として知られています。彼女が創刊した『青鞜』は、日本初の女性による女性のための文芸雑誌であり、女性解放運動の原点となりました。また、女性の政治的権利獲得運動や平和運動などにおいても、現代の日本につながるオピニオンリーダーとして活躍しました。
「平塚らいてう賞」は、平塚らいてうの遺志を継承し、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動を顕彰することを目的としています。
応募資格は?
本賞は、平塚らいてうの研究、男女共同参画社会の実現、女性解放を通じた世界平和に関わる研究や活動を行う個人または団体を対象としており、自薦、他薦を問いません。
賞は、顕彰と奨励の二つがあります。
平塚らいてう賞(顕彰): これまでに行ってきた研究または活動の功績に対する顕彰。副賞は20万円です。
平塚らいてう賞(奨励): これから行う研究・活動で将来的な発展の可能性が認められる計画に対する奨励。研究・活動助成金は10万円です。
奨励賞は、学生・大学院生とそれに準ずる奨励賞を希望する個人または団体が対象です。
応募期間は?
応募期間は2024年7月1日(月)から8月31日(土)までです。
受賞発表と贈賞式は?
受賞発表は2024年11月1日(金)、贈賞式は2024年12月21日(土)に開催されます。
選考委員は?
選考委員は、池上清子氏(公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長)、差波亜紀子氏(日本女子大学文学部史学科教授)、高野晴代氏(一般社団法人日本女子大学教育文化振興桜楓会理事長、日本女子大学名誉教授)、永井暁子氏(日本女子大学現代女性キャリア研究所所長)など、各分野の専門家によって構成されています。
平塚らいてうについて
平塚らいてうは、1906年に日本女子大学校を卒業し、卒業後に発刊した『青鞜』は、日本初の女性だけの手による女性のための文芸雑誌として、女性解放運動の原点となりました。
彼女は、思想家として平和を愛し、女性解放に一生を捧げました。2021年に没後50年を迎えました。
日本女子大学について
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。
幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。
詳細については、「平塚らいてう賞」ホームページをご覧ください。
平塚らいてう賞ホームページ
日本女子大学ホームページ