廃墟再生マルシェ
2023-09-26 15:30:01

群馬・水上温泉で開催される廃墟再生マルシェの魅力とは

群馬県水上温泉で行われる「廃墟再生マルシェ」は、地域の歴史と温泉街の未来を共に描く特別なイベントです。今年の開催は、2023年10月8日と9日の2日間。開催地は、温泉街の中心に位置し、利根川に面した「旧一葉亭エネルギーセンター」と「旧ひがき寮」の2箇所。このプロジェクトは、廃業した旅館や施設を再生しながら、新たな交流の場を見出す試みの一環として、地域の人々や学生が協力して進めてきました。

「旧一葉亭エネルギーセンター」は、約5年間使われずにいた建物で、かつては宿泊施設として利用されていたところ。廃墟の再生をテーマにしたマルシェでは、来場者がこの特別な場所を体験できる機会を提供します。参加している東京大学大学院の研究室メンバーは、建物の再生を通じて温泉街の新しい魅力を形作ることを目指しております。準備段階では、草刈りや瓦礫撤去が進められ、地域の自然環境と共生する場作りが進行中です。

8日は11時から20時まで、9日は11時から16時まで開催され、出店者数も昨年の約2倍となる30店舗以上に拡大。今年の出店者の中には、クラフトビール、スイーツ、オーガニック食品など、みなかみの豊かな自然素材を使用したグルメが楽しめる飲食店や、手作りの雑貨やアクセサリーが並ぶ物販店舗があります。昨年好評だったキャンドルナイトも、夜には幻想的な雰囲気を醸し出し、アーティストと共に作品作りを楽しむワークショップも予定されています。

第2会場の「旧ひがき寮」も引き続き利用され、多様なワークショップが用意されています。ここでは、草木染めを施した小物やリラクゼーション商品が揃い、来場者はショッピングだけでなく、制作体験も楽しめるでしょう。さらに、地元の方々の出店から、特別にこの場で出店する方々までバリエーション豊かな店舗が軒を並べており、訪れる人々にとって新たな発見の場となるでしょう。

この特別なイベントは、ただの市ではなく、みなかみ町の未来を模索するための重要な社会実験とも言えるでしょう。過去の歴史を活かしながら、新たな魅力を付け加えていくことが求められています。地元の人々の声を確実に反映させながら温泉街の再生を目指す中、「廃墟再生マルシェ」は、地域の夢や希望を実現する舞台として、今後も魅力ある企画へと進化していくことが期待されています。

また、公共駐車場の近くに会場が設置されているため、車でのアクセスも便利です。ぜひ、この機会にみなかみ温泉街を訪れ、地域の魅力を感じる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。雨天決行とはいえ、荒天時には中止となる可能性もあるため、訪れる際は事前の確認を忘れずに!

会社情報

会社名
東京大学大学院都市デザイン研究室
住所
東京都文京区本郷7-3-1東大本郷キャンパス工学部14号館906
電話番号
090-5257-2359

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