地震後の道路橋点検技術を日本からタイへ伝えるワークショップ

2023年4月10日、タイのバンコクで、地震後の道路橋の点検に関する技術協力ワークショップが開催されました。これは、3月28日にミャンマーで発生した地震を受けたもので、日本による支援の一環として行われたものです。工事や点検に関する日本の経験や技術を紹介し、タイ政府の関係者との意見交換を実施しました。

開催の背景



タイ政府からの要請に基づくこのワークショップは、日本の土木技術を現地に伝える機会として企画されました。専門家たちが集まり、地震後のインフラ点検の重要性について深く議論を交わしました。

ワークショップの概要



ワークショップは4月10日に開催され、国土交通省の嶋田国際室長をはじめ、日本側から外務省やJICA、学術機関などから約20名が参加しました。タイ側からは運輸省のチャクリー主席監察官を含む約50名の技術者が出席し、活発な議論が繰り広げられました。

開会挨拶と趣旨説明


セッションは、大鷹日本大使、チャクリー主席監察官、嶋田国際室長による開会挨拶で始まりました。参加者たちはそれぞれ、ワークショップの必要性や期待を述べ、今後の協力強化を約束しました。

日本の事例紹介


まず、日本側の専門家から地震後の点検手順について具体的なプロセスが説明されました。特に、道路橋の安全性を高めるための手法や留意点など、実績に基づく事例が紹介され、参加者たちはその詳細に耳を傾けました。タイ側からは、現地のインフラ状況や優先すべき点検ルートに関する質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

建設工事の安全対策


工事事故の迅速な対応についても議論され、嶋田室長や専門家たちが現場での安全対策の重要性を強調しました。ここでは、日本とタイの地震に対する考え方の違いや、今後の協力の可能性についても意見が交わされました。

閉会の言葉



ワークショップの最後には、チャクリー主席監察官が日本の技術と知見の共有に感謝の意を表し、大鷹大使が日タイの関係強化に向けた協力の重要性を再確認しました。参加者たちは今後もこのような技術交流を続けることが非常に意義あるものであるとともに、地震対策を講じるための情報を共有する必要性を感じていたことでしょう。

全体を通じて、地域の安全性向上に向けた強い意思が確認され、地域間の連携の強化が期待されました。本ワークショップを契機に、今後も日本とタイの連携が深化していくことが求められます。

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