ジョンソンコントロールズが誇る新たな高密度チラー、YORK® YDAM
2026年2月3日、アメリカ・ミルウォーキーからのプレスリリースによれば、ジョンソンコントロールズは最新のデータセンター熱管理ソリューションとして、YORK® YDAM 空冷磁気軸受遠心式チラーを発表しました。このチラーは、高密度な多層階データセンターやAIファクトリーのために特別に設計されており、冷却能力の最大は3.5MWに達します。
データセンターのニーズに応える革新
多層階データセンターの増加に伴い、サーバーラックの密度が従来比で急増している現状があります。それにより、限られた屋上スペースに対応するための高密度熱管理ソリューションのニーズが高まっています。YORK® YDAMは、競合製品に対して単位面積当たりの冷却能力を最大20%向上させられるという特長を持っています。これは、クラス最高の冷却能力を提供すると同時に、コンパクトな設計によって設置面積を最小限に抑えることができるためです。
奥行きがある53フィート(約16.2メートル)のトレーラーに収まるサイズで出荷可能なため、運送時のコストが削減されるのも大きなポイントです。出荷は2026年末を予定しているとのことです。
熱管理の最前線
ジョンソンコントロールズのグローバル・データセンター・ソリューションズのバイスプレジデントであるオースティン・ドメニチ氏は、「AIとハイパフォーマンス・コンピューティングがデータセンターの限界を超えている今、最小限のスペースで最大の冷却出力を求める熱管理ソリューションが必要です。YORK® YDAMは、チラー設置台数を半減できる可能性があり、これにより導入までのリードタイムも短縮される」と述べています。
特に、このYORK® YDAMは水を使用しないため、水資源の消費を抑えることができ、環境に優しい設計がなされています。冷却媒体設定温度も高く、GPUの45℃温水冷却が可能という特長もあり、大きな温度差での運転が実現されることで、ポンプ容量と消費電力の低減にも寄与します。
開発と信頼性
YORK® YDAMは、ペンシルベニア州のジョンソンコントロールズ先進開発エンジニアリングセンター(JADEC)で開発され、厳しい実環境条件下での性能評価を経て、その信頼性が確認されています。この製品に対するサポート体制も強力で、専任のサポートチームが迅速なサービスと部品供給を行っており、顧客のデータセンター運営を全面的に支援します。
ジョンソンコントロールズの新製品YORK® YDAMは、運用コストの削減や冷却効率の向上に寄与するだけでなく、持続可能な開発目標にも合致した先進的なソリューションとして、今後のデータセンター運営において大いに期待されます。デジタル化が進む中で、こうした技術の進化は不可欠です。
ジョンソンコントロールズとは
ジョンソンコントロールズは、140年以上の歴史を有し、スマートで健康的かつ持続可能な建物環境を実現するためのビルテクノロジーのグローバルリーダーです。教育、ヘルスケア、データセンターなど、幅広い分野においてインフラの設計から運用まで行い、さまざまな施設の未来を支えるソリューションを提供しています。