デジタルダイナミックが鹿児島県で新たな挑戦
デジタルダイナミック株式会社(以下、当社)は、鹿児島県薩摩川内市が公募した「入来工業団地分譲」に選定され、2025年11月25日付で事業予定者に決定したことを発表しました。このプロジェクトは、次世代AIデータセンター「分散型AIデータセンター九州リージョン」を構築する一環として進められます。
1. 薩摩川内市の選定理由
今回選定されたのは、薩摩川内市の入来工業団地に位置する4街区(面積約3.5万㎡)。当社の提案が高く評価され、地域経済の発展に寄与することを目的とした事業が進められます。特に、地方分散によるデジタルインフラの強靭化が目的とされており、首都圏への一極集中リスクを回避する戦略が取られています。
2. 次世代規格への対応
このデータセンターは、次世代ラックスケールデザイン「GB300 NVL72」規格に対応した超高密度GPU運用が可能です。これにより、生成AIの開発・運用に不可欠なGPUサーバーを高密度で実装し、安定した環境で最新鋭のAI計算資源を運用します。具体的には、従来の空冷方式に加え、高効率な液冷システムを採用し、発熱に対抗する設計がなされています。
3. 地域貢献と企業誘致
本センターは九州エリアにおけるAI計算資源の中核拠点となる予定で、関連企業の誘致やIT人材の雇用創出を通じて、薩摩川内市および鹿児島県の経済活性化にも寄与することが期待されています。着工から運用開始に向けたスケジュールは、現在詳細協議が進められています。
4. 構築ビジョンと連携企業
当社は本プロジェクトにおいて、株式会社イオレと連携し、最新GPUの評価・選定を進めていきます。また、WOODMAN株式会社と協力して、電力・熱効率を考慮した施設構築を実現。トゥモロー・ネットとの連携により、ハード・ソフト両面でのトラブルにも迅速に対応できる保守体制を構築します。これにより、データセンターの運用が安定し、AI開発者に世界最高水準の計算環境を提供できると考えています。
5. デジタルダイナミック株式会社の概要
デジタルダイナミック株式会社は、東京都港区に本社を置く企業で、デジタルインフラの強化と地方分散を促進することを使命としています。設立は2024年4月18日で、今後も急速な発展が期待されるデジタル技術の進化に対応するべく、新たな事業に挑戦していきます。
このプロジェクトが実現することで、地域経済の活性化とともに、次世代のデジタルインフラの発展が期待されます。デジタルダイナミックの取り組みに注目が集まります。