第16回JETCUPの熱戦
2024年11月20日、東京九段南のイタリア文化会館にて、
第16回JETCUP(イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール)が行われました。本大会は、イタリアワインをテーマにしたソムリエのコンクールとして、2007年から毎年開催され、名実ともにソムリエの登竜門となっています。
今年の大会も熾烈な戦いが繰り広げられ、優勝に輝いたのは、
株式会社パレスホテル東京の山田琢馬氏です。3名の決勝進出者が最後の戦いを繰り広げ、見事に栄冠を手にしました。特に、山田氏のワインに対する深い知識と技術、そしてホスピタリティが高く評価されました。
競技の流れ
JETCUPは、一次予選から決勝までのプロセスが非常に厳格で、75名から始まりました。一次予選を突破した10名が続いて二次予選に進み、さらにその中から6名が決勝戦に挑みました。このように厳選されたソムリエたちが集まり、白熱した競技が展開されました。
決勝戦の結果は以下の通りです:
- - 第1位: 山田琢馬(パレスホテル東京)
- - 第2位: 福元幸佑(神楽坂アッカ)
- - 第3位: 尾畑康弘(ヴィネリア・ヴィア・ヴィーノ大阪)
JETCUPの意義
この大会は、ただの競技だけではなく、イタリアワインの普及やソムリエの育成を目的としています。現在では、日本だけでなく、イタリアのワイン業界においても認められた権威あるコンペティションとなっています。特に、優勝者にはイタリア共和国駐日大使館公認の“
イタリアワイン大使”の称号が授与されます。
今年はさらに、2025年4月から大阪で開催される
2025年大阪・関西万博イタリア・パヴィリオン公認の“イタリアワインアンバサダー”という特別な栄誉も加わりました。これにより、山田氏は万博期間中に日本におけるイタリアのワインや食文化の魅力を伝える役割を担うことになります。
優勝祝賀とスピーチ
大会の表彰式では、イタリア大使館の駐日大使、ジャンルイジ・ベネデッティ閣下が優勝者を称賛し、「優勝者は責任ある役割を担いますが、この勝利がイタリアワインへの深い知識と愛情を示すものと確信しています。」とお言葉を述べました。また、2025年大阪・関西万博イタリア政府代表のマリオ・アンドレア・ヴァッターニ氏も、「優勝した山田氏は、万博においてイタリアの魅力を発信する重要な役割を担います。」と激励しました。
優勝者の山田琢馬氏もスピーチを行い、「コンクールに参加することで、イタリア文化の楽しさを知り、大きな収穫を得ました。今後は、後輩たちに知識を伝える立場になりたいです。」と意気込みを語りました。
結論
第16回JETCUPは、単なる競技を超え、イタリアワイン文化の普及とソムリエの成長を促進する素晴らしい機会となりました。今後もこの大会を通じて、より多くの人がイタリアワインの魅力を知り、楽しむことを期待しています。どうぞ引き続き名ソムリエたちの活躍にご注目ください。