ユニリタが実現したAWSとの連携
株式会社ユニリタは、ジョブ管理ツール「A-AUTO」とアマゾン ウェブ サービス(AWS)の「AWS Mainframe Modernization」の連携を発表しました。これにより、メインフレームアプリケーションのクラウドへの移行が一段とスムーズに行えるようになります。
AWS Mainframe Modernizationとは
AWS Mainframe Modernizationは、メインフレーム上で動作するアプリケーションをAWSに移行し、そこで動かすためのツールとサービスの総称です。特に「AWS Blu Age」は、レガシーコードの解析とクラウド対応のJavaコードへのリファクタリング機能を提供しており、COBOLやPL/Iなどの古いコードを最新のアーキテクチャに変換します。これにより、Amazon AuroraやAmazon RDS for PostgreSQLなどのクラウドネイティブデータベースとの連携が可能になります。
A-AUTOの特長
「A-AUTO」は、ITシステムの業務処理を自動化するための運用管理ツールです。今回の連携により、AWS Blu Ageでリファクタリングされたアプリケーションのバッチジョブをスケジューリングし、自動実行できるようになりました。これによって、メインフレーム上の基幹系アプリケーションをAWSクラウドに移行する際のジョブ管理が飛躍的に効率化されます。
具体的な効果
この連携による具体的な効果には、次のような点が挙げられます:
1.
バッチジョブの集中管理: A-AUTOの機能を利用して、日次・週次・月次のジョブスケジュールを事前に設定し、自動で実行できます。
2.
リアルタイム監視: A-AUTOは、バッチジョブの実行状況をリアルタイムで監視することができるため、迅速な問題発見が可能です。
3.
自動フェールオーバーシステム: 高可用性構成により障害発生時の自動フェールオーバーが可能です。
4.
既存システムとの連携: AWSへの移行後も、既存の分散コンピューティング環境とのジョブ連携を維持できるため、運用の継続性が確保されます。
成果の確認と今後の展望
また、今回の連携に関する動作検証はAmazon Web Servicesの公式ブログでも公開され、「A-AUTO」でのメインフレームからAWSへの移行が円滑に行えることが確認されています。これにより、メインフレームでの運用を踏襲しつつ、クラウドの利点を最大限に活用することが期待されています。
ユニリタの将来への貢献
ユニリタは、1977年から「止められない情報システム」を支え続けており、今回のAWSとの連携もその一環です。IT領域における「データマネジメント」「サービスマネジメント」「プロセスマネジメント」などの強みを活かし、デジタル社会での業務効率化や生産性向上を目指しています。サステナブルな社会基盤を支えるため、今後もDXを推進する事業に取り組み、様々なIT課題の解決を図っています。
詳細な情報やお問い合わせについては、ユニリタの公式ウェブサイトを訪れてください。期待される革新が、私たちの業務にどのように影響を与えるのか、注目です。