CBREと西鉄AMが手を組み私募REITのポートフォリオ拡大を実現

西日本鉄道グループの新たな挑戦

8月22日、シービーアールイー株式会社（CBRE）と西鉄アセットマネジメント株式会社（西鉄AM）は、西鉄グループのアセットマネジメント事業のさらなる発展を目指し、合同会社NNRファンド第3号を組成しました。この取り組みは、私募REITのポートフォリオを拡大させることを目的としています。

プロジェクトの概要

CBRE福岡支店は、西鉄AMによる私募REITの組成を支援し、九州エリアの賃貸住宅7棟の取得を仲介しました。このプロジェクトにおいて、CBREのアセットマネジメント部門は福岡支店と協力し、取得・運用戦略を共同で策定しました。複数の投資家やレンダーからの資金提供を受けながら、当ファンドの成立を実現しました。

地域貢献を目指す

CBREは地域の発展と活性化に資することを目標に、アセットファイナンスの知見を活かした不動産運用に取り組んでいます。この協業を通じて、魅力的で戦略的な不動産投資の機会を提供し、地域経済の活性化に貢献する予定です。

一方、西鉄グループは第16次中期経営計画「サステナブルな成長への挑戦」に従って、成長事業の拡充を進めています。西鉄AMは、不動産流動化スキームを活用することで、多様なファンドの運用を推進し、アセットマネジメント業務のノウハウを取得していきます。

第3号ファンドの詳細

新たに組成されたNNRファンド第3号の資産規模は約61億円であり、主要なレンダーには福岡銀行が名を連ねます。匿名組合としては、西日本鉄道株式会社の他、複数の投資者が関与しています。CBREがアセットマネージャーを務めるこのファンドは、西鉄AMがサブアセットマネージャーとして参加する形で運営されます。

CBREのアセットマネジメント事業

CBREのアセットマネジメント部門は、事業用不動産の所有者に対し、投資のライフサイクル全般を通じて多様な助言とサポートを提供します。具体的には、ソーシングやアクイジション、運営、売却に至るまでの各段階を網羅し、利益最大化に向けた最適な戦略を提案します。オフィス、物流施設、ホテルなど多岐にわたるアセットの管理を行うCBREは、豊富な専門性をもってお客様に適切な不動産ソリューションを提供します。