マーケットエンタープライズと三井不動産が提携、出張買取の新サービスを実施
株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士)と三井不動産レジデンシャル株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:嘉村 徹)は、2025年8月29日に業務提携契約を締結し、分譲マンションの入居者を対象とした出張買取サービスの提供を行うことを発表しました。このサービスは、三井不動産レジデンシャルが供給するマンションの共用スペースを活用し、より身近な形で住民のニーズに応えるものです。
提携の背景
マーケットエンタープライズと三井不動産レジデンシャルは、すでに2016年から業務提携を結んでおり、「三井のすまいLOOP」の一環としての出張買取サービスを実施してきました。住民の中で不要品を売却したいというニーズが高まり、手軽に参加できるイベント開催を望む声が多く上がっていました。しかし、全国各地に展開している「三井のすまいLOOP」では、これまでの協力企業だけでは対応が難しい状況でした。
そのため、マーケットエンタープライズは、東京都と神奈川県内のマンションで出張買取イベントを試験的に実施し、サービス提供可能性を探求してきた経緯があります。このテストを経て、安定した出張買取の運営体制が整ったことで、この度の正式な提携に至りました。
新サービスの内容
この提携により、今後は三井不動産レジデンシャルが提供する分譲マンションのラウンジや共有スペースにマーケットエンタープライズの専門スタッフが出向き、定期的に不要品の査定と買取を行います。これにより、入居者はイベント当日に不要品を持参するだけで、簡単に査定と売却が可能になります。これらのサービスには査定費用は発生せず、入居者にとって非常に利用しやすい内容となっています。
今後の展開
2025年9月上旬からは、関西のいくつかのエリアでもサービスを先行して開始し、東京都・神奈川県の実績を元に全国展開を狙います。この提携により、両社の連携を強化し、催事の数を増やしていくことで、入居者へリユースによる新たな価値を提供し、持続可能な循環型社会の形成を目指します。
企業の背景
三井不動産レジデンシャル株式会社
三井不動産レジデンシャルは、新築分譲住宅や街づくりのスタンダードを築く企業であり、暮らしに関する事業を展開しています。住宅を提供するにあたり、安全と安心を追求し、長期にわたる快適な生活をサポートすることを目指しています。最近では、ライフスタイルの多様化に対応し、専有部や共有部、ソフトサービスにおいても顧客ニーズに応える努力を続けています。
株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、リユース事業を軸に様々なビジネスを展開し、「持続可能な社会の実現」を目指して2006年に設立されました。特にネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」やリユースプラットフォーム「おいくら」により、940万人以上の利用者を獲得しています。2022年にはプライム市場に上場し、さらなる成長を続けています。
このように、マーケットエンタープライズと三井不動産レジデンシャルは、今回の提携を通じて入居者にとってより便利で満足度の高いサービスを提供し、持続可能な未来を切り開くための一歩を踏み出しました。