BIPROGYとギックスが提供する新しいDXコンサルティングサービスとは

DXを加速するBIPROGYとギックスの新サービス

近年、企業におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の重要性が高まっていますが、その実現には多くの障壁があります。データを持つ企業がその利活用に成功するかどうかは、戦略的なサポートにかかっています。これを受けて、BIPROGY株式会社と株式会社ギックスが提携し、データ分析を基盤にした新たなDXコンサルティングサービス「DIコンサルティングサービス」を発表しました。

新たな「DIコンサルティングサービス」の概要

この「DIコンサルティングサービス」は、BIPROGYのDX支援事業である「Data&AI Innovation Lab」の一部として提供されます。このサービスは、ただの戦略コンサルティングだけでなく、企業が直面する業務課題をデータ分析によって深く理解し、具体的な数値に基づいた意思決定を可能にすることを目的としています。

具体的には、ギックスが蓄積したDI（Data-Informed）コンサルティングのノウハウと、BIPROGYの強みである情報セキュリティ管理とシステムインテグレーションの技術を活用し、DX戦略の策定から、ユースケースの設計、業務に向けたシステム構築までの全過程を支援します。そして、これにより、より成果に結びつくDX推進を実現します。

DX推進が求められる背景

昨今、企業が所有する膨大なデータを効果的に活用し、経営課題を解決するためのDX推進がますます重視されています。しかし、データ基盤を整備しても、現場での活用が進まない場合や実証実験が業務に移行できないケースも散見されます。そのため、単にデータや分析ツールを整備するにとどまらず、これらの結果をどのように業務に活かすかが重要です。

Data&AI Innovation Labの特徴

「Data&AI Innovation Lab」は、企業が直面する業務課題に対して、データやAIを活用したコンサルティングから技術的な実証、システムの開発、導入、運用に至るまで一貫した支援を提供しています。この新サービスによって、企業はデータに基づくDX戦略の策定から施策の実行、さらには改善案の立案に至るまでのすべての段階でサポートを受けることができます。

また、データ基盤を持たない企業でも、BIPROGYやギックスが提供するデータ活用基盤を利用し、高い情報セキュリティ基準の下でデータを有効活用することができるのです。

DIとは何か

この「DIコンサルティングサービス」の「DI」は「Data-Informed」を示しています。データだけに依存するのではなく、人間の思考を組み合わせることで、より高度な判断や意思決定を実現することを目指します。これは、経営の課題解決や競争優位性の強化に寄与するものです。

今後の展望

BIPROGYは、この新サービスを通じて、企業が実効性の高いDXを展開できるようサポートし、持続可能な成長と競争力の向上を支援します。一方、ギックスは組織全体でのAI活用を促進するための「AIレディ」な環境の整備を見据えたコンサルティングとシステムアーキテクチャの設計・構築を提供する予定です。

BIPROGYとギックスの連携により、データを駆使して企業価値が高まる事業の推進が期待されています。そして、これらの取り組みは、「with AI時代」の社会貢献にもつながるでしょう。