SDGs時代のモノ選び
2022-03-24 11:00:19
働く人の7割がSDGs商品を購入!デジタル機器選びの課題とは
SDGs時代のモノ選び:デジタル機器の選択に潜む課題
日本では、SDGs(持続可能な開発目標)の意識が高まり、持続可能な商品選びが急速に広がっています。実際、調査によると、働く人の約7割がSDGs関連の商品を購入した経験があるという結果が出ています。しかし、意外にもデジタル機器の選択においてはSDGsの視点が薄いことも判明しました。
SDGsとは?
SDGsは、2015年に国連サミットで採択された国際目標で、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す17の目標から成り立っています。環境問題への配慮は、その中心的な要素となっています。最近では、プラスチックストローの削減やリサイクル商品の利用など、SDGsを意識した取り組みが進んでいます。
調査結果の概要
ある調査によると、20代から60代の500名を対象に「SDGs時代のモノ選び」をテーマにしたアンケートが実施されました。89%の人が「SDGs」という言葉を知っていると回答し、67%が関連商品を購入したことがあると答えました。特に「日用品」や「食品・飲料」といったジャンルでの購入が多かったのですが、デジタル機器に関してはわずか7%と、その割合は非常に低いものでした。
デジタル機器選びの課題
デジタル機器に関して、70%の人が購入時にSDGsの視点が抜け落ちやすいと感じていることがわかりました。理由は多岐にわたり、価格や性能を重視するあまり、環境要因を無視しがちだという意見が寄せられました。実際、「環境負荷」として選んだ回答はわずか9%に留まったのです。
特に、デジタル機器の廃棄問題は深刻です。国連の調査によれば、2019年時点での世界の電子ごみの発生量は5,360万トンに達し、2050年には年間の排出量が1億2,000万トンに増加すると予測されています。この電子ごみには重金属などの有害物質が含まれているため、適切な処理がされないと環境や健康に害を及ぼす可能性があります。
環境ジャーナリストが語るデジタル機器の選び方
今回、環境ジャーナリストの竹田有里氏に、SDGsを意識したデジタル機器選びについてお話を伺いました。彼女は、消費者だけでなく企業にとっても環境負荷が低い製品を選ぶ重要性が増していると強調しています。また、デジタル機器は便利である一方、環境への影響を計り知れない悪化させる可能性もあるため、選ぶ際には細心の注意が必要です。
例えば、現代の多くのデジタル機器は、それぞれが専門的な用途を持つため、所有する台数が増えてしまいます。しかし、1台で複数の機能を持つ製品を選ぶことで、少ない数の機器で様々な作業をこなすことができ、結果的に電子ごみを減らすことが可能です。
未来志向のデバイス「WitH」
最近、こうした問題を解決すべく開発されたのが「WitH」という新たなデバイスです。この製品は、スマートフォンを利用してPC化を図るもので、デジタル機器の所有を減らしつつ、エネルギー消費も抑えた設計となっています。「WitH」を使用することで、1台のデバイスが多用途に利用可能になり、環境への負担を軽減しながら高い効率を実現します。
おわりに
SDGsを意識したモノ選びは、私たちの暮らしにも深く関わっています。デジタル機器がもたらす環境への影響は無視できないため、消費者一人ひとりが意識を持って選択することが求められています。生活の中で「どのように選ぶか」を見直すことは、持続可能な未来への一歩となるでしょう。私たち自身が行動を起こすことで、より良い社会を作り上げていきましょう。
会社情報
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HTL株式会社
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