シェルター、スイス講演
2025-07-04 13:32:27

シェルターがスイスで講演、木造技術を世界に発信

シェルターがスイス・エイケンでの講演を開催



2025年6月11日、株式会社シェルター(以下、シェルター)は、スイス・エイケンで開催された「第10回 REVIEW FORUM 25 - TECHNOLOGY MEETS ARCHITECTURE」において講演を行いました。本イベントは、建築や都市計画、テクノロジーに関心を持つ専門家たちが集まり、アイデアを交換し合う重要な場となっています。

講演内容と技術紹介



シェルターの代表取締役社長である木村仁大氏が講演の中心となり、特に独自の建築構法であるKES構法や、木材を活用したCOOL WOOD技術が紹介されました。これにより、日本における木造高層ビルの建設がどのように可能になっているのかを具体的に説明しました。

参加者たちは、日本とスイスの耐震基準や防耐火基準の違いに強い関心を示し、「日本の最新木造建築を視察したい」、「シェルターの木造技術を採用したい」との意見が多く寄せられました。このような国際的な関心が集まる中、シェルターの木造技術は、ますます注目されることでしょう。

国際展開の意図



シェルターはこれまでにも、2023年にはスイスのウォルトガルマリーニ社と、2024年にはアメリカのMKA社、そして2025年にはヘリング社といった大手企業と、木造構築や耐火技術の供与に関する契約を締結しています。これらの活動によって、シェルターはオーストラリアやオセアニア地域における木造建築技術の普及と市場の拡大を目指しています。国際的な市場においても、シェルターの木材を用いた新しい建築スタイルは、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。

セミナーの詳細



このイベントでは、約80名の木材関連の実務者、大学教授、建築家などが参加しました。シェルターからは、木村仁大社長の他、技術開発部マネージャーの伊藤克彦氏も登壇し、それぞれが知識を共有し、参加者との直接的なコミュニケーションを図りました。彼らの講演は、さまざまな専門知識を融合させ、より使いやすい木造建築技術の開発に向けたインスピレーションを提供するものでした。

ヘリング社の概要



スイスのヘリング社は、140年以上の歴史を持つ木造建築の大手企業です。EUを代表する大断面集成材メーカーとして、スイス・エイケンを拠点にしており、チューリッヒやムッテンツ、ブルグドルフ、中国、シンガポールにも支店を展開しています。彼らは高性能な建築システムを設計・施工し、持続可能な資源効率とデザイン性を追求しています。

シェルターのビジョン



シェルターは、木質構造部材の研究・設計・製造・販売を行い、接合金物工法や木質耐火部材、曲線部材の開発にも力を入れています。また、木造建築の設計、施工や防耐火設計に関するコンサルティングを行い、三次元加工による家具やインテリア製作にも携わっています。シェルターの目指す「木造都市」とは、都市に森のような存在を創り出し、持続可能な生活環境を提供することです。

シェルターの歩みは、木材の可能性を最大限に発揮し、国際的な市場において新たな風を吹き込むことでしょう。これからの展開にも多くの期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社シェルター
住所
山形市松栄1-5-13
電話番号
023-647-5000

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