hide kasuga groupと博報堂が手を組み、サーキュラーエコノミーの実現へ

hide kasuga groupと博報堂の資本提携

環境調和型ブランドコングロマリットであるhide kasuga groupの中核企業、株式会社hide kasuga 1896が、株式会社博報堂との資本提携を2025年11月14日に締結しました。これにより、両者は「日本発のサーキュラーエコノミー」の社会実装を共に推進し、新たな事業領域やグローバルマーケティングにおける協業体制を強化することを目指します。

資本提携の背景

hide kasuga groupはこれまで、素材開発やプロダクト、文化、コンサルティングといったさまざまな事業を横断して構築してきました。今後は、博報堂の持つマーケティング力やクリエイティブな発想と連携し、循環型社会の実現に向けた取り組みを一層広げていく方針です。

春日秀之代表取締役は「この資本提携を通じてサーキュラーエコノミーの構築を加速させ、日本発の高付加価値産業の社会実装へとつなげたい」と述べています。

hide kasuga groupについて

hide kasuga groupは、「環境調和型ライフスタイルブランド『hide k 1896®』」や「循環型素材ブランド『TRANSWOOD®』」を展開しています。また、素材メーカーや最終製品メーカーに向けたサーキュラーエコノミー型事業コンサルティングも行っています。「100年後の循環社会をデザインする」という理念のもと、素材開発から製品、文化、教育分野に至るまで、包括的な事業群を展開しています。

サーキュラーエコノミーの重要性

近年、環境問題への関心が高まる中、サーキュラーエコノミーは持続可能な社会を築くための重要な要素として注目されています。資源の無駄を減らし、再利用やリサイクルを促進することで、地球環境に負担をかけない経済システムを構築することが求められています。hide kasuga groupと博報堂の資本提携は、この課題に取り組むための大きな一歩といえるでしょう。

今後の展望

今後、両社は循環型社会の実現に向けたクリエイティブとマーケティングの融合を進めるほか、一般社団法人Planetary Platformers Initiative（PPI）にも加盟し、地球規模の課題解決に向けた共創プロジェクトに参画する予定です。

たとえば、サステイナブルな素材やプロダクトの開発だけではなく、それらを広めるためのマーケティング活動にも力を入れ、消費者や企業の意識を変えるアプローチを模索しています。