あま市七宝焼アートヴィレッジ 20周年記念イベント
愛知県あま市に位置する「あま市七宝焼アートヴィレッジ」は、2024年11月3日(日・祝)に開館してからの20周年を特別なイベントで祝います。本記事では、シンポジウムや映画上映会、企画展など、盛りだくさんの内容をご紹介します。
開館20周年記念シンポジウム
記念シンポジウムは、「近代工芸を彩った尾張七宝」というテーマのもと、二つの重要なセッションが予定されています。第一部では、尾張七宝の研究者たちを招き、明治期の七宝焼に関する興味深い講演が行われます。スピーカーには、元名古屋市博物館学芸員の小川幹生氏や、並河靖之七宝記念館主任学芸員の武藤夕佳里氏、皇居三の丸尚蔵館主任研究員の岡本隆志氏が参加します。
続く第二部では、現在の若手七宝職人たちやその指導者たちが集まり、今後の七宝焼の未来について議論します。未来を担う後継者たちの視点を通じて、尾張七宝の可能性を探る貴重な機会となるでしょう。また、質疑応答のセッションも設けて、参加者との意見交換が行われます。
シンポジウムの詳細
- - 開催日:令和6年11月3日(日・祝)
- - 会場:あま市七宝焼アートヴィレッジ交流ホール
- - 定員:100名(要事前予約)
- - 参加費:無料
伝統文化映画会の開催
シンポジウムとは別に、伝統文化に触れられる映画上映会も実施されます。この映画会は、事前の申し込みが不要で、入場は無料です。毎回異なる伝統工芸や芸能にまつわる内容が楽しめます。
映画のスケジュール
- - 11月9日・10日:陶芸家・近藤悠三氏を訪ねるドキュメンタリー
- - 2025年1月4日・5日:狂言師三宅藤九郎の特集
- - 2025年3月1日・2日:染織作品を通じた若干に注目
各回、午前11時と午後2時からの二回上映が予定されており、各回の定員は30名です。
秋季・冬季企画展
加えて、秋季と冬季にわたって特別企画展も開かれます。秋季展は「明治七宝の美」と題し、近代の七宝焼がどのように発展を遂げたかを振り返る展示です。一方、冬季展では、現代若手作家の作品も展示され、今の七宝焼の多様性を実感することができます。
企画展の詳細
- - 秋季企画展:~2024年11月4日(月・振休)
- - 冬季企画展:2025年1月25日(土)~3月2日(日)
また、開館20周年を記念して、各季先着500名にオリジナルグッズをプレゼントする特典も用意されています。
尾張七宝とは
尾張七宝は、日本の伝統的工芸として特にその技術が認められ、唯一伝統工芸品として指定されています。この七宝焼は、金属とガラスの融合により、デザイン性に優れた美しい作品を生み出しています。
あま市七宝焼アートヴィレッジの施設
七宝焼アートヴィレッジは、七宝焼の体験、学び、鑑賞ができる場所として広く知られています。導入ゾーンや作品展示ゾーン、体験ゾーンなどがあり、訪れる人々に多様な体験を提供しています。
今回の20周年を機に、伝統工芸の魅力と未来を考えさせられるイベントが目白押しです。興味のある方はぜひお越しください!
公式ホームページ
詳細な情報はこちらからご確認ください:
あま市七宝焼アートヴィレッジ公式サイト