戸板女子短大の挑戦
2025-09-09 11:01:24

Z世代の新しい風!戸板女子短大の結婚式企画が波紋を呼ぶ

Z世代の新たな挑戦



東京都港区にある戸板女子短期大学では、服飾芸術科の有志学生が新たに設立した「TOITAウエディングカンパニー」が、わずか1年足らずで7組の結婚式を成功裏にプロデュースしたと発表しました。この新しいブライダル会社は、昨今の結婚式への参加意欲の減少や「ナシ婚」の増加という潮流の中、Z世代の学生たちが自ら起業し、世の中に新たな価値をもたらしています。彼女たちのプロデュースする結婚式は、“格安でありながらも本物”。 COVID-19の影響で結婚式を諦めざるを得なかったカップルたちに、温かい祝福と忘れられない一日を提供しています。

学生の力を引き出す教育



戸板女子短期大学は、全国約300校の短期大学の中で、志願者数が5番目に多いことでも知られています。その人気の背後には、学生の「持っている力を引き出す」教育スタイルが存在し、知識の習得だけでなく、実際のリアルな挑戦の場が用意されていることが関係しています。

象徴的な取り組みが「TOITAプロジェクト演習(PBL)」です。年間30本以上のプロジェクトを同時に進行し、社会や企業が抱えるリアルな課題に取り組んでいます。学生のアイデアが現実のビジネスの場で採用されることも少なくありません。「TOITAウエディングカンパニー」は、まさに学生たちが自ら考え、行動する中で生まれたプロジェクトだと言えます。

ウエディングプランナーとしての責任



現在、TOITAウエディングカンパニーには約30名のメンバーが在籍し、参加希望者は例年「面接選抜」を通じて選ばれます。熱意を示した学生たちのみが仲間として選ばれ、彼女たちの中には、新郎新婦との打ち合わせから当日の進行管理まで、プロのウエディングプランナーと変わらない責任を担うことが求められます。このように、彼女たちは机上の学びを超えた、実際の現場での経験を積むことができるのです。

教育の枠を超えた実践



指導教員であり、長年ウエディング業界での実績を持つ安東徳子氏は、学生たちの成長を支援しています。「結婚式を成功させた学生たちは、その達成感に涙を流すほどです。ここでの経験は、卒業後のキャリアにおいても大きな資産となります」と語ります。

未来の結婚式の形



学生たちは「結婚式は高いもので特別なもの」とされていた常識を覆しています。彼女たちの手で誰かの人生の特別な瞬間が祝福されることは、単なる学生活動にとどまらず、社会全体に新しい価値観をもたらす新たなムーブメントとなりつつあります。

TOITA PBLとは



戸板女子短期大学の「TOITAプロジェクト演習」は、年間30以上の企業と連携し、学生がリアルなビジネス課題に取り組む実践型の教育プログラムです。カッパ寿司とのスイーツ開発や、日東紅茶の新パッケージ提案、さらには空き物件を活用したテイクアウトスイーツ店舗の立ち上げなど、学生たちは企業の現場で実践的な体験を重ねています。講師には現役ビジネスパーソンも参加し、学生たちの感性やSNS世代特有の発信力が新たな価値創出につながっています。

この取り組みは、教育とビジネスの境界を越え、地域や社会を巻き込みながら未来を切り拓くモデルケースとして評価されています。企業にとっても若者の新鮮な視点に耳を傾けることで、新たなブランド戦略や商品開発の機会を見出すことができるのです。

戸板女子短期大学の未来



戸板女子短期大学は「個性を磨き、社会で輝く女性」の育成を目指しています。専門分野の学びはもちろんのこと、PBL型授業を多く取り入れ、学生が主体的に学ぶ姿勢を重視しています。今後も地域貢献を進めながら、学生の成長を支援していく所存です。


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会社情報

会社名
戸板女子短期大学
住所
東京都港区芝2-21-17
電話番号

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