ピクシブのクリエイティブ拠点構築に向けた新たなステップ
最近、双日テックイノベーション株式会社(以下STech I)は、東京都渋谷区に本社を置くピクシブ株式会社に対し、BCP(事業継続計画)/DR(災害復旧)拠点の構築に向けてアリスタネットワークスのデータセンタースイッチを導入することを発表しました。この取り組みは、クリエイターエコノミーが拡大する中、安定したインフラを提供するために必要不可欠な施策となっています。
クリエイターエコシステムの強化
昨今、クリエイターに関連するサービスやプラットフォームの重要性が高まり、多くの個人や法人がクリエイターとして活動するようになっています。特に、ピクシブが運営する収益化プラットフォームであるBOOTHやpixivFANBOXは、クリエイターにとって大変重要な収入源となっています。そのため、これらのサービスを維持し、さらにはその安定性を確保することは、急速に進化するデジタル社会において重要な課題です。
BCP/DR拠点の設立背景
ピクシブの「拠点冗長化計画」は、そんな背景のもとで進められています。この計画は、既存の拠点と新設されるBCP/DR拠点を連携させ、Active-Activeなサービスを実現することを目的としています。これにより、システムの無停止運用を実現し、万が一のトラブル時にもクリエイターの活動が影響を受けないようにするための準備が整います。
STech Iは、アリスタネットワークス製品に対して多くの評価を受けており、特に急成長を遂げる企業にとっての最適解とされています。Serviceの安定性が求められるクリエイティブ業界において、アリスタネットワークスのデータセンタースイッチは非常に信頼性が高い製品として知られています。これらの製品は、EVPN-VXLAN技術に対応しており、ネットワークの拡張性を向上させることにも寄与します。
STech Iの評価とサポート
STech Iがピクシブに選ばれた理由の一つに、自社ラボでの実機検証があります。実際の環境で検証を行うことで、高速に問題解決を進められる体制が整っているため、短期間での対応もスムーズです。ピクシブの小林氏は、STech Iが他社と比べてサポートが充実している点を高く評価しており、その手厚さが非常に助かっていると述べています。
今後の展望
STech Iは、ピクシブの両拠点のActive-Active運用を確立し、今後もシステムの冗長化と運用の効率化を進めていく意向です。この取り組みを通じて、クリエイターたちの創作活動を阻害しない基盤を構築し、ピクシブのプロジェクトの成長を技術面からも支えていきます。
会社概要
ピクシブ株式会社
- - 代表者: 丹羽 康弘
- - 所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5
- - 設立: 2005年7月25日
- - 事業内容: クリエイターを支援する各種サービス提供
- - Webサイト
双日テックイノベーション株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区二番町3-5 麹町三葉ビル
- - 設立: 1969年2月24日
- - 事業内容: ネットワーク・ITインフラ構築、システム開発
- - Webサイト
このように、最新の技術を弾力的に利用し、クリエイターの未来をより良いものにするための取り組みが進んでいることが伺えます。今後の展開に期待が高まります。