愛知県豊田市が誇るものづくりブランドの新たな認定式を開催

豊田市が誇る「ものづくりブランド」新認定式

2025年度の豊田ものづくりブランド認定式が、愛知県豊田市にて盛大に開催されました。これは、豊田ものづくりブランド推進協議会が中心となり行ったもので、地域に根ざした中小企業や小規模事業者が持つ優秀な技術や製品に光を当てることを目的としています。これで12年目を迎えるこのイベントでは、今年度は申請された全ての技術・製品が認定されたことが大きなトピックとなりました。

豊田ものづくりブランドの意義

豊田市は、長年自動車産業で培われた優れた技術や生産方式が評価され、多くの中小企業もその恩恵を受けています。豊田ものづくりブランド制度は、地域の優れた技術や製品を認定することで、それらの企業が持つ競争力を高めることを目的とし、平成26年度にスタートしました。今回までに90件の技術・製品が認定されており、これらの企業は製造業の基盤を支える重要な存在です。

認定式の詳細

2025年9月25日、豊田商工会議所にて行われた認定式は午前9時30分から始まり、豊田市の市長である太田稔彦氏と三宅英臣会長による開会挨拶が行われました。続く認定証書及び盾の授与では、認定を受けた5社が次々と壇上にて自社の技術や製品を紹介。

認定された企業とその技術・製品

1. 株式会社ME-TOYO
- 製品: 食品工場向け投入機『くるりふと』
- 特徴: 効率的な投入を可能にする設計。

2. サンリツオートメイション株式会社
- 製品: クローラロボット『ARTHUR』
- 特徴: 立入困難な空間の点検を安全に実現。

3. 株式会社SEVEN ENGINEERING JAPAN
- 製品: ダイキャスト離型剤少量塗布システム『Smart Spray System』
- 特徴: 精密な塗布が可能。

4. 有限会社ナカネセラム
- 技術: 焼かないタイルなど新素材の開発
- 特徴: 脱炭素に貢献する技術。

5. みはたま株式会社
- 製品: 新しいコーヒー選びの形『FlavorCraftAI』
- 特徴: AIを活用したコーヒー選択。

これらの企業は、今後令和8年2月に予定されている「テクニカルショウヨコハマ」への共同出展を通じて、さらなる販路開拓を目指します。豊田ものづくりブランドの認定を受けた企業には、パンフレットの作成やロゴマークの使用許可などの支援も行われるため、今後の成長が期待されます。

まとめ

愛知県豊田市のものづくりブランド認定は、地域経済にとって重要な仕組みです。認定式を通じて、さらに多くの企業が注目を集め、新たな技術の発展が期待されます。これからも地域のものづくりを支える勢力として、豊田市内の企業が成長していくことを願っています。詳細情報は、豊田ものづくりブランドホームページをご覧ください。