ソリトンが発表した「SmartOn ID」の新バージョン
株式会社ソリトンシステムズは、2025年6月4日から新たにPC認証ソフトウェア「SmartOn ID」の新バージョンをリリースすることを発表しました。この新バージョンは、多様な働き方が広がる現代社会において、特にテレワークを行うユーザーのセキュリティリスクに対応するために設計されています。
テレワークとセキュリティリスクの関連性
テレワークの普及によって、従業員は自宅やカフェなど様々な環境で仕事をするようになり、これに伴い新たなセキュリティリスクが浮上しました。特に、PC画面への覗き込みやなりすましといった脅威が顕在化しています。これを受け、SmartOn IDでは最新の技術を駆使して、これらのリスクに対処するための機能が追加されました。
新機能の概要
覗き込み検知
新バージョンは、PCに内蔵されたWebカメラや外付けカメラを用いて、利用者の背後からの覗き込みを定期的に検知します。もし複数の顔が検出されると、警告を表示したり、自動的にロックをかけることで、情報漏洩を防ぐ仕組みです。
なりすまし検知
さらに、新たに組み込まれたなりすまし検知機能では、第三者評価機関FIMEから認証を受けた顔認証の技術を活用しています。これにより、静止画像や映像を用いたなりすまし行為を防ぎ、より安全な環境を提供します。
アプリケーション認証機能
医療機関などでの共有端末運用においても問題視されてきた、実際の利用者特定の難しさを解消するために、「アプリケーション認証」機能も新たに搭載されました。この機能により、特定の業務アプリケーションに対して、顔認証やICカードなどを用いて利用者の認証が行われます。これにより、権限のない利用者からのアクセスを防止し、業務のセキュリティを向上させることができます。
その他の機能強化
新バージョンでは、QRコード認証と顔認証の連携も強化され、静止画像を使ったなりすましへの耐性が向上しています。また、認証失敗時のメッセージを簡略化する新設定も追加されており、推測攻撃を防ぐための対策が講じられています。
未来に向けて
ソリトンシステムズは、今後も「SmartOn ID」をはじめとしたセキュリティソリューションを通じて、社会環境の変化に迅速に対応していく考えです。サイバー攻撃が巧妙化する中、先進的な技術を取り入れることで、より安全で利便性の高いサービスを提供し、お客様の情報資産を保護していくことが約束されています。
SmartOn IDの信頼性
SmartOn IDは、21年連続で国内シェア1位を達成しているPCログオン認証システムです。Microsoft Entra IDやActive Directoryとも連携し、多層的な認証方式を可能にしています。これにより、従業員の安全な業務遂行が支援されます。
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会社情報
株式会社ソリトンシステムズは、1979年に設立され、以来IT業界において数多くの革新をもたらしてきた企業です。高精度の映像伝送システムやサイバー対策など、様々な分野で最先端技術を提供しており、国産メーカーとしての誇りを持って事業を展開しています。
公式HP:
Soliton Systems
お問い合わせ
「SmartOn ID」に関する詳細は、ソリトンシステムズのITセキュリティ事業部までご連絡ください。
電話: 03-5360-3811
メール:
[email protected]