ルソン島エコツアーの魅力
フィリピンのルソン島では、絶滅危惧種である「サシバ」の保護活動に参加できるエコツアーが開催されます。この旅は、ただの観光を超えた特別な体験を提供します。ツアーの期間は2019年の3月17日から22日までの5泊6日。参加者は現地での豊かな自然と文化に触れながら、貴重な野鳥を見ることができる機会を得ます。
ツアーの特長
1. サシバの群れを観察
3月の期間中、フィリピン各地から数千羽のサシバが繁殖地に向かうため、島には大群が集まります。このシーンは圧巻で、鳥類愛好家はもちろん、初めての方にも感動的な体験となること間違いありません。バードウォッチングはツアーの重要な部分で、サシバはもちろん、フィリピン特有の野鳥たちも観察できます。
2. 文化交流と保全活動への参加
参加者は、地元の人々と交流し、密猟防止に向けた草の根外交を体験します。市長との懇談や、大学生による調査活動、さらに先住民族の小学校への訪問が予定されており、地域のサシバ保全活動をサポートします。また、ツアーのガイドは「アジア猛禽類ネットワーク」の会長であり、豊富な知識をもとに参加者を導いてくれます。
3. 保護活動の支援
ツアー代金は現地のサシバ保護活動への寄付を含んでおり、参加することで自然保護に貢献することができます。エコツアーの目的は、密猟の再開を防止するための地域の振興を支援し、サシバが贵重な自然資源として地域活性化に繋がるよう促していくことです。
観察可能な野鳥
このエコツアーでは、サシバ以外にもアカノドカルガモやフィリピンカンムリワシ、フィリピンプマタカ、フィリピンヒメハヤブサなど、約100種の野鳥を見ることができます。フィリピンの豊かな生態系を満喫する絶好のチャンスです。
エコツアーの重要性
日本野鳥の会では、愛知県の「豊田市自然観察の森」にてサシバ保護の取り組みを強化しています。このような地道な活動がサシバの生育環境を守り、子育てに最適な環境の保全につながります。フィリピン・ルソン島は、サシバの重要な越冬地であり、かつては密猟による脅威がありましたが、現在の保護活動によって、密猟はほぼなくなりました。
参加の詳細
ツアーは、定員が18名で、最少催行人数は14名です。費用は309,000円(燃油サーチャージや空港利用料は別途)。個室利用は追加料金が必要です。参加希望者は、指定のメールまたはファックスにて申し込みが可能です。
自然の美しさと文化の豊かさに触れ合うこのエコツアー。皆さんもぜひ、サシバの保護活動に参加してみませんか?
【主催】アジア猛禽類ネットワーク、日本自然保護協会、日本野鳥の会
詳しい情報は
こちら からダウンロードしてください。