「いい唾液の日」記念表彰式の開催について
特定非営利活動法人日本唾液ケア科学会が、毎年11月28日の「いい唾液の日」を記念して開催する「いい唾液の日」記念表彰式が、2025年11月22日(土)に横浜で行われます。この日は、唾液が持つ健康促進の力と口腔ケアの重要性を広く知ってもらうために設けられた特別な日です。今回は、唾液ケア科学の発展に寄与した多くの方々を顕彰します。
表彰内容
本表彰式では、2つの部門で計9名が表彰されます。第一部門は「優秀研究論文表彰」で、唾液ケアに関する優れた研究成果を上げた筆頭著者5名が選ばれます。具体的には、
- - 小野澤 豪明氏(海大学)
- - 四釜 洋介氏(国立長寿医療研究センター)
- - 古賀 理紗子氏(九州大学)
- - 真藤 裕基氏(東京科学大学)
- - 久保 裕亮氏(ライオン株式会社)
これらの研究は唾液の臨床応用や新規指標の開発に向けた内容で、唾液の多様な機能の理解を深めるものです。特に注目されるのは、ウイルスに対する唾液の活性がどのように変化するかを探る研究など、医療分野において重要な示唆を与えています。
第二部門は「唾液関連歯科医療推進者表彰」で、地域社会において唾液ケアの普及や教育に尽力した4名の歯科衛生士が受賞します。受賞者は以下の方々です。
- - 藤原 奈津美氏(徳島大学)
- - 作山 愛里氏(横浜駅西口歯科)
- - 伊藤 眞知子氏(東葛クリニック病院)
- - 城生 麻里氏(昭和医科大学)
これらの方々は、臨床や地域活動における模範的な取り組みを行い、唾液ケアの重要性を広めています。
表彰式の概要
表彰式は、2025年11月22日(土)の18:30から20:30にかけて、ローズホテル横浜にて開催されます。当日は、正賞と副賞の授与に加え、参加者同士が交流できる機会も用意されています。また、翌日の11月23日(日)には、第4回日本唾液ケア科学会学術集会も予定されており、こちらでは受賞者の研究内容についての発表もあります。
この学術集会では、口腔乾燥症に関するシンポジウムも行われ、高齢化社会における口腔ケアの課題や解決策について深い議論が交わされる予定です。唾液の役割が分かることで、全身の健康との relação が見えてくることが期待されています。
日本唾液ケア科学会の目指すもの
日本唾液ケア科学会は、唾液の機能を科学的に解明し、そのケアを社会に実装していくことを目指しています。理事長の槻木恵一氏は唾液力を提唱しており、非営利活動を通じて予防医学の確立にも力を入れています。さらに、専門人材の育成や認定制度の整備にも努めており、科学的根拠に基づく唾液ケアの普及に貢献しています。
日本唾液ケア科学会の活動は、唾液の持つ潜在的な健康効果を広め、国民に対して健康維持の手助けをするという大切な使命を帯びています。学会への参加や入会は公式サイトから手続きを行うことができます。
詳しい情報や申込方法については、次のリンクからご確認ください:
日本唾液ケア科学会公式サイト