白馬八方尾根の挑戦
2018-01-08 12:54:46

老舗スキー場が示す超高齢化社会における健康的な生涯スポーツの推進

老舗スキー場が挑む超高齢化社会の健康促進



白馬八方尾根スキー場は、長い歴史を持つスキーリゾートとして、これまで多くのスキーヤーを迎えてきました。しかし、最近の社会情勢、特に超高齢化社会の進展に伴い、このスキー場は新たな挑戦をスタートさせました。それが「人生100年時代」に向けた取り組みです。

政府が提唱する「人生100年時代構想」では、2007年生まれの子どもが107歳まで生きる未来がすでに見えています。この時代において、健康的に過ごすためにはどうすれば良いのか、また、そのステージに立ったときに何を目指すべきかが問われています。

100活ゲレンデの運用



白馬八方尾根スキー場は、2016年にスタートした「100活ゲレンデ」を運営しています。このゲレンデでは、スキーヤーが「前に滑っている人を絶対に追い抜かない」というルールを設けています。この取り組みによって、お客様が安全に楽しめる環境が整えており、2016年から昨年度までに、延べ56,000人以上が利用しています。

これにより、スキーを通じて、生涯現役で活動できる機会が提供されています。利用者は、自然の中で体を鍛えつつ、緊張感を持ってスキーを楽しむことで、精神的な充実感も得られます。

スキーを生涯スポーツとして



本イベント「スキー革命★100歳への発進」は、スキーを単なるレジャーではなく、生涯を通じて楽しむスポーツと位置付け、継続的な実践を促進することを目指しています。このような考え方は、武道に通じる心身の鍛錬や、身体の隅々に意識を向けることにもつながります。

スポーツの未来と市場縮小



少子高齢化が進む現在、誰もが熱狂するブームは再現されず、すべての産業が市場縮小に直面しています。この状況において、スキー市場も例外ではなく、需要を補うためには高品質かつ高単価の商品を提供する必要があります。しかし、忘れてはならないのは、顧客が長期にわたる消費サイクルの中で重要な存在であるということです。

若年層に望む未来の顧客育成



白馬八方尾根スキー場では、若年層を未来の顧客として迎え入れるための取り組みも重要視されています。現役でスキーを続けられる環境を整え、安心・安全な体験を提供することはもちろんですが、継続した学びを提供することも不可欠です。これにより、次世代のスキーヤーは新たな視点からスキーに向き合うことができるのです。

このように、白馬八方尾根スキー場はただのリゾート地ではなく、地域や社会全体に貢献する存在を目指しています。これからのスキー業界の発展に期待が寄せられる中、もしかしたらその答えはこのスキー場にあるのかもしれません。

会社情報

会社名
八方尾根開発株式会社
住所
長野県北安曇郡白馬村北城5713
電話番号
0261-72-2715

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