学習塾が非認知スキルを育てる「TanQゼミ甲子園」の挑戦

2024年8月21日、神奈川・横浜のパシフィコ横浜アネックスホールにて、「TanQゼミ甲子園」が開催されました。このイベントは、文部科学省が推進する「探究学習」を先駆けた、非認知スキルを育むためのプログラムです。

今年度初めて全地域を対象とした「TanQゼミ甲子園」では、SOUEIグループの個別指導塾「創英ゼミナール」と「シェアードウェイ・東進衛星予備校」の生徒たちから選ばれた280名が参加しました。学習塾に通う約1万人の中から選ばれた彼らは、「正解のない問い」に挑戦し、個別及びチームでの発表を行いました。その中で、審査員が優れた回答を基にグランプリや準グランプリを選出しました。

当日は、生徒たちが個人・団体部門それぞれでテーマに取り組み、独自の思考を用いて回答を導き出す姿が見られました。驚きと感心を呼ぶ回答が多く、参加者の意識が高まる場となりました。このイベントは、複数のメディアにも取材されるなど、外部からも注目を集めていました。

近年、大学入試の選考方法が大きく変化しています。大学が求める能力は、従来のペーパーテスト中心から面接やグループディスカッション、小論文など多面的な人物評価へと移行しています。2023年度の大学入試では、入学者の50%以上が推薦系入試での受験者であり、この傾向は今後も続く見込みです。このため、探究学習や非認知スキルの育成がますます重要視されています。

SOUEIグループの「TanQゼミ」では、「思考力」「判断力」「表現力」といった非認知スキルを育むプログラムを提供しており、学生たちに思考を深めさせる機会を与えています。生徒たちは、テーマに基づいて自分の意見を5分間で考え、チームで議論しながら一つの結論に導くプロセスを通じて、自己表現能力や協力の大切さを学びます。

渋谷区の区立小・中学校では、2024年度から毎日午後の授業が「探究学習」に充てられることが決まりました。探究学習を通じて子どもたちの問題解決能力を高めることを目指し、全国的にも同様の取り組みが進んでいます。

SOUEIグループの個別指導塾「創英ゼミナール」は、首都圏で最大規模の直営塾として、成長を続けており、教育の質を高めるための多角的なアプローチをここでも行っています。生徒一人ひとりの成長を見守りながら、彼らの成長を支えるために日々努力を重ねています。これからも、非認知スキルの重要性を広め、学びの場を提供し続けることで、社会に必要な人材を育成していくことでしょう。