熊本地震から10年、菊池市とソラシドエアの包括連携協定
2025年12月2日、熊本県菊池市と株式会社ソラシドエアが包括的な連携協定を締結しました。この協定は、熊本地震からの復興を背景に、地域課題に迅速に対応し、菊池市のさらなる発展を目指しています。
菊池市長のコメント
菊池市の市長である江頭実氏は、今回の協定締結に大きな意義を感じており、感謝の意を表しました。「菊池市は、美しい自然環境と豊富な食材、文化遺産を有する街です。ソラシドエアのネットワークを活用することで、私たちの魅力を更に広め、移住や定住を促進したい」と述べました。
ソラシドエアの取締役副社長の見解
ソラシドエアの副社長、新川新一氏も協定を歓迎し、菊池市の観光資源と輸送の利便性について触れました。「菊池渓谷や温泉は美しさと健康を提供する地域です。ソラシドエアは、地域のポテンシャルを最大限に引き出すため、協力を惜しまない」と語っています。
連携の主な内容
この協定に基づき、菊池市とソラシドエアは、以下の5つの主要な相互連携分野に注力します:
1.
産業振興と人口減少への対応
2.
移住と定住を促進する施策
3.
観光と特産品の販売促進
4.
航空文化の発展
5.
災害支援と輸送協力
さらに、協定締結前に行われた「グリーンスカイフェスタ2025」では、菊池市が初めて出展し、特産品のPR活動を展開しました。特に、地元の「七城米」や「旭志にんにく」の販売を通じ、観光と味覚を両立させる取り組みが好評を博しました。
2026年度の取り組み
両者は、2026年度に特別機『Go!forward くまもと号』を就航させる予定です。この機体は、熊本城の復元を支援する目的もあり、江頭市長による機内アナウンスで菊池市の魅力をアピールします。また、機内誌「ソラタネ」にも特設ページを設け、地域情報を紹介する予定です。
今後の展望
菊池市とソラシドエアは、地域の活性化を図るため、今後も様々な取り組みを進めていく考えです。協力体制を強化することによって、多くの人々に菊池市の魅力を伝え、訪れる人々を増やしていくことが期待されています。さらに、災害時の支援体制も充実させ、地域の安全保障にも寄与していくことでしょう。
この協定は地域の未来を築く重要な一歩となると同時に、ソラシドエアの新たな挑戦としても位置づけられています。地域と空の架け橋として、今後の展開が楽しみです。