株式会社GFLOPSが提供する新しい生成AI技術、Agentic RAGを発表

GFLOPS新技術「Agentic RAG」のご紹介

株式会社GFLOPS（東京都渋谷区）が新たにリリースした生成AIプラットフォーム「AskDona」の中核技術、Agentic RAG（dona-rag-2.0）についてお伝えします。この技術は、法人向けに高精度な情報回答を提供することを目的としています。

Agentic RAGとは何か？

Agentic RAGは、質問の意図を理解し、自ら複数のサブクエリに分解して情報を調査・取得する新しいRAGアーキテクチャです。この技術の特徴は、従来の生成AIが直面していた「暗黙の前提」や「文脈の補完」という課題に取り組んでいることです。私たちが日常的に行っている会話には、背景知識や共通の理解が含まれています。しかし、従来の生成AIはこのような前提を考慮できず、意図した回答を出すのが難しいという問題がありました。

高度な情報収集プロセスの再現

Agentic RAGでは、複合的なクエリを自動的に分解し、具体的なサブクエリに変換します。これにより、AIエージェントは必要な前提や背景情報を補完しながら、情報を探し出し、統合します。これにより人間が行うような思考過程をAIが模倣し、高精度な回答を生み出すことが可能となります。この仕組みは、業務の効率化を大きく促進します。

すぐれた回答精度

「Agentic RAG（dona-rag-2.0）」は、理化学研究所との共同で実施したテストにおいて、100点満点中80点以上を獲得し、他のクラウドサービスやオープンソースソフトウェアと比較して20ポイント以上の優位性を示しました。これにより、この技術が法人向けに提供される価値が明確になります。

AskDonaのユーザー向けサービス

現在、AskDonaはSaaS型プラットフォームとして、多様な機能を提供しています。特にRAGチャット機能に搭載されたAgentic RAGは、情報の整合性や精度を大幅に向上させます。ユーザーは、各自の資料をアップロードすることで、効率的に情報を統合し、高度な回答を得ることができます。特に、今年開発された「RAG×DeepResearch」機能は、企業が抱える複雑な情報探索のニーズに応えます。

企業の課題を解決する力

企業の日常業務には、「必要な資料が見つからない」「過去の事例検索に時間がかかる」といった課題があります。マッキンゼーの調査によると、知識労働者の約20%が社内情報の検索に時間を費やしているため、大幅な時間のロスが企業にとっての機会損失となっています。この課題をAgentic RAGが解決します。

具体的な導入成果としては、理化学研究所での実証実験により、従来3〜4時間かかっていた情報検索時間が、AskDonaの機能を活用することでわずか5秒に短縮されるなど、驚くべき効率化が達成されています。

会社概要

株式会社GFLOPSは、大規模言語モデルとRAG技術を用いて企業向けに独自のAIソリューションを提供しています。私たちは、高い回答精度と機能性を兼ね備えた生成AI技術の提供を目指しており、多くの法人での導入が進んでいます。

公式サイトはこちら。

この新しい技術を通じて、企業の「情報探索」に関する悩みを解決し、あなたのビジネスをサポートします。