VR技術が進化する中、株式会社Movereが手がける新たなVR用揺動装置「Lumbus-DK2」が、これまでにない体験を提供します。価格は39万円(税込・送料込み)からで、特許を基にした革新的な設計により、ユーザーは新しい感覚を楽しむことができます。
特徴と技術
「Lumbus-DK2」では、球面体を搭載した全く新しい運動方式を採用しています。これにより、少ない力で大きな揺動感を生み出すことが可能となりました。従来のVR装置が回転中心でその場回転することに対し、本装置は転がることで揺動を実現します。このため、体感できる力は倍増し、さらに自然な揺れを体験できます。
また、本装置はしっかりとした前庭感覚や体性感覚を刺激します。これにより、映像との組み合わせで回転や平行移動などの多様な表現が可能となり、ピッチ(前後回転)、サージ(前後移動)などの運動が一体感を持って楽しめます。
高精度な揺動性能
この揺動装置は、電動シリンダを使用した伸縮駆動により、ピッチやロールの動きを高精度で再現します。誤差は1度以内と非常に精密であり、スムーズな動きを実現します。遊びの間が生じても高い性能を保持しているため、安心して使用できます。
本格シート取付対応
「Lumbus-DK2」は、ドライビングシミュレーターやフライトシミュレーターのニーズにも応えます。専用のプレートが付属しており、Playseat SeatsliderやSTRASSEシートレールといった本格シートの取り付けも可能です。これにより、よりリアルな体験をユーザーに提供します。
ソフトウェア連携
揺動制御ソフトウェアとして、Windows10対応の常駐ソフトウェアが用意されており、SimToolsとの連携も実現しています。簡単な設定でシミュレーターから各種値を送信すれば、揺動を制御できるのです。そして、開発キットも提供されており、UE4やUnityとの互換性も確保されています。
スペックの詳細
- - 揺動方向: ピッチ・ロールの2軸
- - 最大揺動角度: ±13°、±18°、±22°、±26°(2軸共)
- - 搭乗人員: 1名、最大搭乗重量100kg
- - 消費電力: 156W、装置重量は44.1kgから45.7kg
- - 接続方法: USB1.0
- - カラー: レッド、スカイブルー、若草半透明
販売価格は、揺動角度に応じて以下の通りです。
- - ±13°: 390,000円
- - ±18°: 540,000円
- - ±22°: 660,000円
- - ±26°: 780,000円
企業の背景
株式会社Movereは広島市立大学から生まれたベンチャー企業で、VR空間の低コスト移動を可能にする各種機器を開発・販売しています。将来的には、より多くのVR体験を提供し、ユーザーのニーズに応え続けていく考えです。興味のある方は、是非公式ECサイト(https://movere.co.jp/ec/)をご覧ください。