概要
2025年9月15日、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで「サンリオベースボールアカデミー2025」が開催されました。このイベントは、元巨人監督の原辰徳氏が発案した野球教室が起源で、今回は特に女子選手に焦点を当てた内容となっています。
イベントの目的
サンリオのキャッチフレーズ「Play Smile~野球で未来に笑顔を」を掲げ、野球を通じて楽しい思い出を子供たちに提供することが目的です。参加したのは、東京と神奈川から集結した37チーム、203人の女子小学生たちです。彼女たちは、世界的な野球のレジェンドたちから直接的な指導を受ける貴重な機会を得ました。
講師陣
講師陣は体育界の名士であり、元巨人監督の原辰徳氏が総監督を務めるほか、高橋由伸氏や斎藤雅樹氏、松井稼頭央氏など、著名なプロ野球選手が勢揃いしました。彼らは、プレーヤーとしての経験を活かし、技術指導だけでなく、メンタル面でも子供たちを支えました。原氏は子供たちに「ベストを尽くし、希望を持って毎日を過ごすことの大切さ」を伝えました。
イベントの様子
この日、子供たちはキャッチボールや守備練習、打撃練習を通じてスキルアップに励みました。特に打撃練習では、高橋氏が素晴らしいサク越えを決め、会場は大きな歓声に包まれました。また、リポーターとして参加した元日本ハムの杉谷拳士氏の実況も、雰囲気を一層盛り上げました。
さらに、サンリオのキャラクターであるハローキティやマイメロディ、クロミが登場し、イベントを楽しいものにしました。彼らは子供たちとの記念撮影や応援を通じて、場に彩りを加え、その場にいる皆の笑顔を引き出しました。
用具の寄付活動
また、講じられた活動のひとつとして、野球用具807点の寄付も行われました。原辰徳氏は子供たちに「使わなくなった用具を次世代のために役立てることが大切」と伝え、JICAを通じて用具不足に悩む地域へと寄贈される運びとなります。これにより、さらなる野球の普及が期待されています。
今後の予定
このアカデミーは、今後11月24日(月・祝)に大分県大分市、12月6日(土)には再び東京都稲城市で開催される予定です。サンリオのキャラクターたちが再登場し、参加者との楽しい交流が予定されています。イベントでは、サンリオキャラクターの描かれたカフェワゴンも登場し、美味しいスイーツや記念グッズも販売されます。
競技界への貢献
このイベントは、2009年の開催から16年目を迎え、それまでに約2万2千人以上に参加者を迎えてきました。また、用具回収活動では、これまでに38ヵ国以上にわたる地域に野球用具が寄贈されており、国境を越えたスポーツ交流にも貢献しています。
当日の盛り上がりや参加した女の子たちの笑顔をみる限り、この「サンリオベースボールアカデミー2025」は、今後も多くの子供たちに夢を与え続けていくことでしょう。