AKKODiSと福島県棚倉町の連携
2023年10月、グローバルリーダーのAKKODiSが福島県棚倉町との間で、地域活性化を目的とした協定を締結しました。同社の日本法人、AKKODiSコンサルティング株式会社は、社員1名を棚倉町に派遣し、町の職員に対するICT教育とデジタル化施策の支援を行います。この取り組みは、総務省が推進する「地域活性化起業人」制度の一環として実施されます。
新たに着任した大野和宏氏は、棚倉町のDXアドバイザーとしての役割を担い、地域職員のスキル向上に貢献することが期待されています。大野氏は「職員全体のデジタルスキルを底上げし、さまざまな事業の連携強化を目指します」と述べ、業務の利便性と効率化を進める意欲を示しました。
地域住民と共に成長するAKKODiS
AKKODiSは、2019年より日本各地の地方自治体と連携し、地域の課題解決に向けたプロジェクトを展開しています。同社のテックコンサルタントは、通常の業務と並行しながら地域住民や行政職員と協力し、課題の発見からビジョン構築までを進めてきました。現在、約25の自治体で100名以上の社員が活動し、地域の課題を見える化し、多様な支援策を打ち出しています。
「地域活性化起業人」としての責任を果たす大野氏は、まず現状の把握・分析を行い、職員がデジタルツールを適切に活用できるように指導することに重きを置いています。このプロセスによって、町民に対してさらに良いサービスが提供されることが期待されています。
AKKODiSのビジョン
AKKODiSは、「日本を、課題解決先進国に」とのビジョンを掲げ、地域や企業との協力を通じてイノベーションの推進を目指しています。特に、テクノロジーを活用した施策の構想を重要視し、地域に根ざした支援を行っています。また、同社は地域の人材育成にも力を入れており、システム思考やデザイン思考を学ぶ機会を提供する研修プログラムを展開しています。
今回は、AKKODiSと棚倉町の協力によって、地域社会が抱える課題解決に向けた一歩が踏み出されました。今後の進展に期待が寄せられています。さらに、地域住民や行政職員との共創を通じて、より良い未来に向けた取り組みが行われることでしょう。
現在、AKKODiSは、企業だけでなく地域社会との繋がりを強化し、持続可能な発展を目指して活動しています。デジタル化はその一環であり、地域社会においても欠かせない要素となるでしょう。このような取り組みにより、日本全体の課題解決力が高まることが期待されています。