みずほリースがサステナビリティ・リンク・ローンを締結
みずほリース株式会社(以下、みずほリース)は、株式会社みずほ銀行(以下、みずほ銀行)との間で、シンジケーション方式によるサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結したことを発表しました。この契約は、みずほリースにとって初のサステナビリティ・リンク・ローンを活用した資金調達の試みとなります。
サステナビリティ・リンク・ローンとは
このローンの特長は、借り手のESG戦略に沿ったサステナビリティ目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)を設定し、その達成状況に応じて借入条件が調整されることです。具体的には、金利などの条件が目標達成度に連動し、借り手にとっては目標達成のインセンティブが付与されます。この仕組みにより、環境・社会面での持続可能な経済活動と経済成長を促進し支援することが可能となります。
みずほリースは、「ニーズをつなぎ、未来を創る」という経営理念のもと、ステークホルダーと共に価値を創造し、持続可能な社会の実現を目指しています。特に最近では、環境や社会の課題への取り組みが重要視されており、同社はその中で優先すべき6つの重要な課題(マテリアリティ)を特定しました。
脱炭素社会実現への貢献
この6つの重要課題の中には、特に「脱炭素社会の実現」が含まれています。みずほリースはこの分野に特化した活動を強化するために、2023年10月に「サステナブルファイナンス・フレームワーク」を策定しました。このフレームワークに基づく資金調達プロジェクトでは、「2025年度までに再生可能エネルギー発電設備容量1GW確保」という目標を設定しています。
監査機関のセカンドオピニオン
また、このフレームワークは、ローン・マーケット・アソシエーションや環境省によるガイドラインに準拠しており、その合理性を株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを取得したことも特徴です。これにより、目標設定の信頼性が裏付けられています。
持続可能な社会に向けたみずほの取り組み
みずほグループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。環境や社会の課題解決に向けて、資金の流れを生み出すサステナブルファイナンスに力を入れ、金融の範疇を超える知見や機能を活用したソリューションを提供しています。これにより、顧客と共にサステナビリティ・トランスフォーメーションに挑戦していく方針です。
今後のスケジュール
このサステナビリティ・リンク・ローンの融資先はみずほリース株式会社であり、アレンジャーはみずほ銀行です。契約締結日は2024年7月29日、実行日は2024年7月31日予定で、契約期間は3年となっています。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、以下の通りです。
- - みずほリース株式会社 経営企画部 03-5253-6540
- - 株式会社みずほ銀行 広報室 03-5252-6574