IT専門家の就任
2021-07-05 05:00:01
IT業界の専門家がアドバイザリーボードに就任しDXを推進する重要な一歩
IT業界の未来を切り開く新たな専門家の参画
2023年、日本のITキャリア推進協会(JAIC)において、サイバーセキュリティのエキスパートである上野宣氏と、デジタルトランスフォーメーション(DX)の専門家である武田恭治氏がアドバイザリーボードのメンバーに就任した。この動きは、国内のIT業界における重要なステップとして、広く注目を集めている。
上野宣氏のキャリアと実績
上野氏は、奈良先端科学技術大学院大学で情報セキュリティを学び、2006年にサイバーセキュリティ専門の企業、株式会社トライコーダを設立した。彼はOWASP Japanの代表を務め、情報セキュリティ専門誌『ScanNetSecurity』の編集長も歴任している。その豊富な経験をもとに、さまざまなセキュリティ関連のプロジェクトに関与し、東京2020オリンピック・パラリンピックのサイバー攻撃防御演習でも主要な役割を果たした。彼の著書には『Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド』などがあり、セキュリティの重要性を広く伝えている。
武田恭治氏のダイナミックな経歴
一方、武田氏は法科大学院を卒業後、独立系ベンダーで大規模業務システムの企画・開発に従事した経歴を持つ。彼は親会社の経営企画部門にて資金調達や新規事業を中心としたプロジェクトに関与し、ビットアルゴ取引所東京の設立にも関わった。その後は、AIベンチャーにてさまざまな業界でのAI活用を推進しながら、最新技術を用いた新規事業の開発に注力している。
JAICのアドバイザリーボードとしての役割
新たに就任した両氏は、JAICのアドバイザリーボードメンバーとして、IT業界の人材育成やDX推進に向けた支援を行っていく。技術革新が進む中、彼らの専門知識と経験は、組織がデジタル社会で成功するための不可欠な要素となるだろう。また、次世代のリーダーを育成するための基盤を築くことも期待されている。
第7回研究会の開催
最近、上野氏が登壇した第7回研究会では、前国務大臣の片山さつき氏や元日本IBM専務の冨永章氏、大阪大学の内山裕弥氏も参加し、Project “PLATEAU”に関する貴重な議論が交わされた。この交流を通じて、今後のIT戦略について新たな視点が提供されることが期待される。
このように、ITキャリア推進協会に新たなメンバーが加わることで、業界が抱える課題に対してより具体的かつ効果的なアプローチが可能となる。今後の彼らの活動に注目が集まる中、IT業界全体の発展に寄与することが期待されている。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人ITキャリア推進協会
- 住所
- 丸の内2-2-1岸本ビルヂング6F
- 電話番号
-
03-5376-3601