パーソルHDとサステナブル・ラボによる分析:社員エンゲージメントが事業成長に与える影響
サステナブル・ラボ株式会社は、国内最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST」を活用し、パーソルホールディングス株式会社の人的資本経営における重要なデータ分析を実施しました。この分析は、「社員エンゲージメントと事業成長の関係」をテーマにしており、2021年度から2024年度にかけての社員エンゲージメントサーベイの結果をもとにしています。さらに、機械学習モデルや説明可能AIを使用して、その関連性を探求しています。
データ分析のアプローチ
本分析では、従業員数成長率等の事業構造に関する要因を考慮しつつ、社員エンゲージメントに関する項目が売上成長に対してどのような説明力を持つかを検証しました。その結果、特に社員が「自らの仕事が人々の生活を向上させることに寄与している」と感じる「仕事の評価」が、売上成長率と強い関わりがあることが確認されました。
パーソルグループの人的資本経営
パーソルグループは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、人的資本を価値創造の源泉として業務に取り入れています。中期経営計画では人材ポートフォリオの変革や労働生産性の向上、社員や派遣スタッフの“はたらくWell-being”の持続的向上を目指し、人的資本経営を推進しています。
「人的資本インパクトパス」を活用することで、社員のWell-beingや社会価値と経済価値との関連を可視化し、検証しています。サステナブル・ラボによる今回の分析は、社員エンゲージメントが事業成長に与える関係を明らかにするための重要な手段となりました。今後もこのテーマに関する探求は続いていく予定です。
社員エンゲージメント向上モデル
今回の分析の一環として、サステナブル・ラボは「社員エンゲージメント向上モデル」を構築しました。このモデルは、エンゲージメントや“はたらくWell-being”が高まるメカニズムを理解し、事業成長にどのような影響を及ぼすのかを明らかにするものです。
また、本分析は社員エンゲージメントと事業成長の因果関係を直接証明するものではないものの、その示唆は今後の人的資本への取り組みがどのように顧客価値の創出や事業成長につながるかを探求する第一歩として位置づけられています。
コメントと展望
パーソルHDの担当者である土本晃世氏は、「今回の分析を通じて、社員のエンゲージメントが社会的意義を持ち、その重要性が事業成長に寄与することが明らかになった。これは企業文化とも共鳴し、非常に納得感がある」と述べています。
一方、サステナブル・ラボの前田大地は「今回得られたデータを基にさらなる解析を進め、人的資本が事業成長や企業価値にどのように寄与するのか、今後も探求していく」と述べ、今後の展望を示しました。
結論
サステナブル・ラボが行った今回のデータ分析は、パーソルHDの人的資本に関する取り組みの重要性を再確認する機会となりました。社員エンゲージメントの高さが事業の成長に与える影響を明らかにすることで、今後の企業活動や戦略の形成に大きく寄与することが期待されます。