深川の伝統工芸を体感する企画展「立夏四つの景色」
新緑が輝く季節に、東京都江東区に位置する季華で特別企画展「立夏四つの景色」が開催されています。この展示は、地元で活動する4人の工芸士による作品を通じて、深川の豊かな文化と工芸を体感できる絶好の機会です。
企画展の概要
企画展「立夏四つの景色」は、2022年4月29日から5月16日までの間、深川の工芸作品を特集しています。出展するのは、江戸簾の豊田勇氏、江戸切子の小林淑郎氏、貴金属金工の佐生真一氏、そして江戸切子の椎名隆行氏の4人。これまでの経験をもとに、それぞれの工芸士が手がけた約70点の作品が並びます。
企画展は、テーマを「立夏」に設定し、夏の訪れを感じさせる作品を披露します。この時期に新緑が芽吹く様子を表現し、夏の気配を楽しむ場となっています。各工芸士が夏に最盛期を迎えることもあり、まさにこの時期にふさわしい展示と言えるでしょう。
作品を通じた深い理解
今回の企画展では、通常の9人から4人に出品者を絞り込み、各工芸士の技術や人柄をより深く感じられるよう配慮されています。来場者は、作品を眺めながらそれぞれの背景やストーリーにも触れることができるため、単なる展示以上の深い体験が可能です。また、工芸士の在店日にも足を運ぶことで、その場で直接お話を伺える貴重な機会があります。
アクセスと入場について
開催場所は季華、具体的には東京都江東区富岡1-23-13です。アクセスは、門前仲町駅から徒歩でわずか3分と非常に便利。入場は無料で、観覧者は作品に直接触れることもでき、買い物を楽しむこともできます。ただし、一部非売品が含まれているため、注意が必要です。
さらに深く深川の工芸を知る
季華は、2019年12月から江戸・深川の工芸士の作品を中心に展示販売を行っており、地元の工芸文化の継承に尽力しています。歴史と風土に根ざした工芸品を多くの人に知ってもらい、新たな使用や価値を見出してもらえることを願っています。
また、コロナ禍と国際情勢の影響を受けた今だからこそ、観覧者に心がほぐれるような時間を提供したいと考えています。展示空間には暖かさが感じられ、訪れた人々がリラックスできる環境が整っています。
企画展「立夏四つの景色」にぜひ足を運び、深川の伝統工芸に触れながら、新たな発見を体験してください。工芸の奥深い世界に触れることで、心が豊かになることを実感できるでしょう。
詳細情報
- - 会期:2022年4月29日~5月16日
- - 営業時間:午前10時~午後5時
- - 休業日: 会期中無休
- - 公式ウェブサイト: 季華ホームページ
この特別な企画展への参加を通じて、深川の工芸士たちの技術と芸術を存分に楽しんでいただきたいと思います。