心理教育絵本が登場
2023-12-20 12:31:33

新たな心理教育絵本『こころにケガをしたら』が登場!子どもと大人に向けたトラウマ理解の手助け

心理教育絵本『こころにケガをしたら』のご紹介



NPO法人ぷるすあるはが手がけた新しい心理教育絵本『こころにケガをしたら-トラウマってなんだろう?』が、ゆまに書房から刊行されました。子どもたちの心の痛みを理解し、支える手助けをするこの絵本は、現代社会でのトラウマについて深く触れており、子どもたちだけでなく大人にも役立つ内容となっています。

絵本の基本情報


絵本の著者は、プルスアルハチームの細尾ちあきさん(絵)と北野陽子さんによるもので、原案・解説には犬塚峰子さんが参加しています。A5サイズの上製本で、ページ数は76に及び、定価は2,750円です。ISBN番号は978-4-8433-6517-5(C0011)で、全国の書店やオンラインストアで購入可能です。

絵本の内容


本作の主人公は、学校での授業に集中できず、心の中に不安を抱えるジュンです。彼は、友達とのトラブルに frustratedし、いつの間にか友だちに手を出してしまいます。そんな中、先生との会話を通じて、自分の状態が「こころのケガ」に由来していることに気づきます。物語を通して、ジュンは心の体力をつける方法を見つけ、少しずつ元気を取り戻していきます。

この絵本は三部構成になっており、1部は物語、2部は子どもと一緒に取り組む解説、3部は大人向けの解説が含まれています。解説パートでは、心の傷に関する具体的な内容や、心を強くするための方法が詳しく説明されています。

制作の背景


子どもたちが抱えるトラウマは、身体のケガと違い目に見えないため、その存在に気づくことが難しいことがあります。時間が経つにつれて、その影響は情緒や学習、行動などに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、とりわけ小さな子どもたちを早期にサポートすることが求められており、本書はその役割を果たすことを目指しています。

日本において、心の健康に関するオリジナルの絵本はまだ限られており、ぷるすあるははこの課題に取り組むことで、トラウマに対する理解を深め、支援の手助けをすることに貢献しています。

対象読者


この絵本は、医療や福祉、教育に関与する専門家、保護者、そして子ども自身にも向けられています。小学校低学年から高学年までが主な対象年齢ですが、大人も一緒に読んで心の理解を深めることができます。

今後の展開


出版後は、実際の利用者からのフィードバックを集め、専門的なWebサイト「子ども情報ステーション」に関連コンテンツを追加桔していく予定です。これに伴い、ワークシートやカードなどの素材も充実させ、より多くの場面で活用できるように進めていきます。

著者とNPO法人ぷるすあるは


犬塚峰子さんは児童精神科医であり、長年にわたり子どもたちの心の健康に寄与してきました。ぷるすあるはは、精神保健に関わる様々な情報発信を行うプロジェクトで、心の問題に向き合う家族や子どもたちを支援しています。

この絵本は、心のケガを取り扱うことで、少しでも多くの子どもや大人たちが心の問題を理解し、寄り添いあえる社会を目指す一助となることでしょう。

会社情報

会社名
NPO法人ぷるすあるは
住所
埼玉県さいたま市中央区大戸1-14-10-105
電話番号

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