モナコでの起業家世界大会へ向けた日本代表決定
モナコ政府観光会議局は、2025年12月9日に「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2025ジャパン」(EOY Japan)の受賞者を決定し、日本を代表する起業家がモナコで開催される世界大会に参加することを発表しました。この賞は、起業家にとって一大イベントであり、今年で25回目を迎えます。
日本代表決定
今回の日本代表に選ばれたのは、くら寿司株式会社の代表取締役社長、田中邦彦氏です。田中氏は2026年5月にモナコのモンテカルロで行われる世界大会に日本を代表して参加する予定です。
田中氏は、企業経営において重要なものは「コンセプト」であり、日本の食文化を守ることを根底に置いた誠実なものづくりが重要であると強調しています。彼は、「自分で味を確かめることが、お客様への誠実さであり、大切にする姿勢である」と述べました。
受賞者のコメント
田中氏は、企業は利益を追求するだけではなく、社会に誇れる価値を生まなければならないと語っています。彼は、日本の文化を広め、良心に恥じない仕事を通じて日本の価値を世界に届けることが自分の使命であると強調しています。
また、モナコ政府観光会議局のシルベスタ典子氏は、受賞者がモナコで他のアントレプレナーたちと交流し、特別な体験をすることを期待しています。
グローバル・エクスペリエンス・モナコ賞
今年度のグローバル・エクスペリエンス・モナコ賞も発表され、田中氏をはじめ、株式会社PKSHA Technologyの上野山勝也氏、株式会社オーレックホールディングスの今村健二氏が受賞しました。この賞は、これからのグローバルでの活躍が期待されるアントレプレナーに贈られ、受賞者はモナコでの世界大会に出席する機会が与えられます。
上野山氏は、AI技術を活用し、人々のコミュニケーションの未来を切り拓くことに意欲を燃やしています。彼はソーシャルメディアでのコミュニケーション課題に対し、IT技術が原動力になると考えています。
今村氏は、農業現場の課題解決を目指し、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを進めています。地域おこしに繋がる技術の発信を目指す姿勢が評価されました。
新たな時代の到来
モナコでの起業家世界大会は、参加者にとって大きな挑戦であり、各国のアントレプレナーが集まります。このイベントを通じて、日本の起業家が国際的な場で活躍する機会が広がります。
特に田中氏の挑戦は、家族経営の重要性や日本の食文化を守ることの大切さを世界に発信する良い機会です。
モナコは、サステナブルな未来を目指し、持続可能な観光戦略を進めています。その一環として今回のイベントにも力を入れ、抜群のネットワーキングの機会を模型することで、起業家たちが国際的なビジネスの舞台で成長することを願っています。
文化の架け橋としての役割
モナコ政府観光会議局は、日本においてモナコの魅力を広めるだけでなく、文化交流の架け橋としても重要な役割を果たしています。・伝統を守りながらも、イノベーションを促進する姿勢が、ビジネスを通じた新しい未来を切り開くことでしょう。
このように、モナコ政府観光会議局や起業家たちの取り組みは、日本とモナコの関係を深め、世界中に日本の価値を広める重要な一歩となります。日本がこの国際的な舞台でさらに存在感を増す日を期待してやみません。