アクプランタが新たな農業革命を提案
アクプランタ株式会社は、米国カリフォルニア州において、自社が開発した高温乾燥対策農業資材「スキーポン」を利用したトマト栽培の実証実験を開始したことを発表しました。この試験は、気候変動がもたらす高温や乾燥に強い作物を育てるための重要な一歩です。
スキーポンの特長
「スキーポン」は、酢酸(酢の主要成分)の特性を活用した先進的な農業資材です。この素材は、植物の高温や乾燥への耐性を向上させ、その結果として収穫量や作物の品質を保つことが可能となります。また、節水効果も期待され、持続可能な農業の実現に寄与します。
米国における実証実験
米国ではトマトの栽培を行う際、農家は一般的に苗の育成を専門の業者に依頼します。6月にはアクプランタの社員が、その育苗業者を訪れ、「スキーポン」が正しく使用されているかどうかを確認しました。これにより、試験の準備が整い、秋には結果が出る見込みです。
アクプランタ株式会社について
アクプランタは2018年に設立され、CEOの金鍾明氏は、理化学研究所での研究を通じて「スキーポン」を開発しました。この技術により、多くの国で高温や乾燥対策の実証実験が進められており、現在14カ国以上で展開されています。国内でもIAふじ伊豆(静岡県)、群馬、愛知、和歌山の各県の農業試験場や多くの農家と連携し、実績を上げています。
受賞歴と今後の展望
アクプランタは、農業技術における革新性が評価され、第6回アグリテックグランプリ最優秀賞や、日本経済新聞社主催の「超DXサミット インパクトピッチ」にて日経賞を受賞するなど、多くの賞を受賞しています。これらの成果は、同社が掲げる持続可能な農業の重要性を証明しており、今後の展開に期待がかかります。
素材開発と市場拡大
アクプランタは、乾燥、高温、塩害に強い農業資材の研究開発のみならず、その製造や販売も行っています。特に、農場や植物工場における節水システムの管理にも取り組んでおり、より効率的な農業が実現されています。これからもグローバルな視点で技術革新を進め、農業の未来を変えていくことでしょう。
お問い合わせ
詳細な情報や試験の進捗は、アクプランタの公式ウェブサイトで随時お知らせされます。興味のある方や問い合わせがある方は、下記の連絡先にご連絡ください。
Email:
[email protected]
ウェブサイト:
https://ac-planta.com/