順天堂大学と東京女子体育大学・東京女子体育短期大学は、教育および研究のさらなる発展を目指し、大学間連携協定を締結しました。この協定は、両大学の特長を活かし、教職員間の交流を基盤にしたもので、今後の連携の多様化と深化を目指しています。
連携協定には様々な取り組みが含まれており、まずは教職員・学生の相互交流を通じて、教育研究環境がより豊かになることが期待されています。協定では、共同研究プロジェクトの企画や実施も行うほか、その成果を相互に活用することも計画されています。このような取り組みにより、双方の大学が持つ知見や技術を活かし、より価値のある研究成果が生まれることでしょう。
また、ファカルティ・デベロップメント(FD)やスタッフ・ディベロップメント(SD)の合同実施についても協力していく方針です。これにより、教職員の資質向上につながり、学生に対する教育の質も向上することが期待されています。さらには、教育研究に関する講演会やシンポジウムの企画・実施を通じて、学びの場も拡充されます。
さらに、両大学での施設設備の相互利用も行うため、充実した学びの環境が提供される見込みです。これにより、学生や教職員にとっての機会が増え、新たな価値が創造されることでしょう。
順天堂大学は、1838年にオランダ医学塾「和田塾」として創設され、現在では9つの学部と5つの大学院研究科、そして6つの附属病院を持つ「健康総合大学・大学院大学」として、多様な分野で教育・研究を推進しています。国際的な視野を持ち、医療、スポーツ、健康などの分野で社会に貢献することを目指しています。
一方、東京女子体育大学と東京女子体育短期大学は、1902年に創設された女子体育教師養成校で、建学の精神に基づき、心身ともに健全な女子体育指導者を育成することに力を入れています。「スポーツをする、見る、ささえる」という3つの視点で、国民の健康促進に寄与するため、多様な取り組みを展開しています。
このように、それぞれの大学が持つ価値観や理念が融合することで、新たな教育の形が生まれることが期待されます。今後の両大学の連携が、新しい学びの場を作り出す礎となることを願っています。