高温対策の新商品
2025-08-18 09:25:51

高温対策を実現する微生物資材「トリコパック」の導入開始

高温対策を実現する微生物資材「トリコパック」の導入開始



ココカラ合同会社が新たに推進する取り組みとして、2025年8月より株式会社ホーネンアグリが開発した微生物資材「トリコパック」の取り扱いを開始することを発表しました。この製品は、夏の高温によるリスクを軽減し、収量の安定化を図るために設計されています。

夏の高温による農業重視の取り組み



2024年に引き続き、高温が予想される2025年。この厳しい気候条件に直面する農業現場では、生産性の向上と安定した収量が大きな課題となっています。生産者は高温対策を求めており、ココカラはこれに積極的に取り組むことを決意しました。

ココカラピートの特徴は、ココナッツから取り出したココピート粒の熟成度を均一にすることで、保水性にばらつきがないことです。これにより、生産者は簡単に栽培管理を行うことができます。しかし、特に夏場の高温期には、灌水が増え、水分管理も徹底しなければなりません。

これらの観点から、「トリコパック」は高温対策のひとつとして登場しました。農作物の出荷量減少に関する問題や、流通価格の高騰を防ぎながら、フードセキュリティの実現を目指すこの試みは、非常に重要です。

微生物資材「トリコパック」とその特長



「トリコパック」は、特選したトリコデルマ菌株を高濃度で培養し、水出し用のパックに封入した微生物資材です。この特殊なパッケージにより、常温での保管が可能で、サンドフィルターを通さない農業環境でも使用することができます。

この製品の重要な機能は、他の菌の栄養を先取りすることであり、どのような農業環境でも根張と植物を強化することが期待されています。トリコデルマ菌は土壌環境を健全に保ち、病害の発生を抑える力があるとされています。さらには、土壌中の微生物相を改善し、植物自体に強さを与える効果もあることが特徴です。

導入事例と農家の声



実際にトリコパックを導入した株式会社デ・リーフデ北上様の例が挙げられます。彼らは宮城県石巻市で運営されるトマト農園を持ち、再生可能エネルギーを使用したトマトとパプリカの一貫生産を行っています。デ・リーフデ北上様からは、「トリコパックは常温保存が可能で、作業が楽であり、問題なく順調に成長している」との声が寄せられています。

これにより、農業における資材選びがどれほど重要かが改めて示されています。トリコパックは、農作物の質を向上させ、生産者にとっても信頼の置ける資材となるでしょう。

まとめと今後の展望



ココカラは「農業をもっとラクに」というミッションを掲げ、持続可能な農業の実現に向けた中期経営戦略を策定しています。この戦略は、先行き不透明な食料供給システムに対応しながら、農作物の生産性を向上させるための重要なステップです。将来的には、日本特有の文化や技術を持つ栽培者が世界各地で活躍し、栄養価の高い作物の生産を促進していくことを目指しています。

「トリコパック」の導入は、その第一歩として位置づけられています。 日本の独自の食文化を守るため、ココカラも引き続き発展を続けてまいります。これにより、美味しい食卓を創造し、環境負荷の低減や生産性向上に貢献できるよう努めていきます。


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会社情報

会社名
ココカラ 合同会社
住所
東京都中央区京橋2-2-1京橋エドグラン サウス3F
電話番号
080-2250-9538

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