未来を支える自動販売機の設置
岩手県に本社を置く
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社は、地域文化の守り手として新たな一歩を踏み出しました。2025年6月10日、滝沢市役所に設置された「
チャグチャグ馬コを未来に残す支援自動販売機」の除幕式が行われ、多くの人々がその場に集いました。この取り組みは、地元の伝統文化である「チャグチャグ馬コ」を支援し、未来へと継承していくことを目的としています。
自動販売機の背景と目的
「チャグチャグ馬コ」は、岩手県の初夏を彩る伝統的なイベントで、毎年多くの観光客が訪れる魅力的な風物詩です。しかし、農用馬の飼育頭数の減少や後継者不足といった問題が指摘されており、地域の人々はその維持・発展に苦心しています。そこで、自動販売機の売上の一部を「チャグチャグ馬コ」の保存活動に充てるというアイディアが誕生し、全国初の試みとして実現したのです。
除幕式の様子
除幕式には、滝沢市の市長である
武田 哲様や、チャグチャグ馬コ同好会の会長
菊地 和夫様、自動販売機を提案したコカ・コーラ社の代表取締役副社長
秋山 徹郎様など、多くの関係者が出席しました。武田市長は、「チャグチャグ馬コは私たちの地域の大切な伝統文化であり、この文化を未来に引き継ぐことが私たちの使命である」と語り、地域住民を巻き込んだ保存活動の重要性を強調しました。
菊地会長も、「この支援は私たちにとって大きな励みであり、今後も保存活動に全力を尽くす」とコメントし、賛同の意を示しました。自動販売機を利用する人々が、この運動に参加することで「チャグチャグ馬コ」の未来を支えることができると伝えました。
地元企業の責任
このような取り組みを通じて、みちのくコカ・コーラボトリングは、地元企業としての責任を果たしながら地域文化の振興に寄与しています。秋山副社長は、「自動販売機での購入が直接的にチャグチャグ馬コの支援に繋がるというシンプルな行動が、地域社会において前向きな変化をもたらす」と力強く述べました。
これからの展望
この自動販売機は、今後も滝沢市、盛岡市、矢巾町といった地域で拡大していく予定です。また、地域住民や観光客に対する意識向上を図り、「チャグチャグ馬コ」の保存活動が広がることが期待されています。さまざまな地域活動やイベントと連携し、より多くの人々がこの取り組みに参加することで、地域文化がますます豊かになることを願っています。
おわりに
「チャグチャグ馬コを未来に残す支援自動販売機」プロジェクトは、地域と企業、さらには観光客が一体となって文化を守り育てる試みの象徴です。今後もこのような取り組みが広がり、他の地域でも伝統文化が大切にされることを期待しています。地域の魅力を感じながら、是非この自動販売機を利用してみてください。