女性の健康をサポートする新たな試み
2024年10月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催された『第3回 Femtech Tokyo』において、オンラインでピル処方が可能な『スマルナ』と、トイレで無料で生理用ナプキンを提供する『トレルナ』が出展しました。これらのサービスは、特に女性の健康と快適な生活をサポートすることを目的としています。
スマルナ for Biz
今回のイベントでは、法人向け健康支援プログラム『スマルナ for Biz』も紹介されました。このプログラムは、職場での女性の健康促進を目指し、企業が女性社員向けにオンラインで処方されたピル代金を負担する仕組みです。出展に訪れた参加者からは、「このような取り組みがあれば、女性社員が安心して働ける」といった肯定的な意見が多数寄せられました。
トレルナの取り組み
一方、トイレの個室で生理用ナプキンを提供する『トレルナ』は、そのユニークなアプローチで注目を集めました。このサービスは、トイレ内に設置されたディスペンサーからナプキンを無料で受け取ることができるもので、広告収入で運営されています。訪れた方々からは「持続可能なモデルが素晴らしい」という声や、「プライバシーが確保された場での広告は、必要な情報を提供するために有効」との感想が寄せられました。
生理痛体験ブースの反響
特に盛況だったのが、生理痛を疑似体験できるブースです。3日間で350名を超える参加者がこの体験を行い、多くの方々が生理痛の激しさを理解しました。参加者からは「生理痛の重さを実感した」「他者を理解するための良い経験になった」とのポジティブな反響があり、性別を問わず多くの人にとって価値のある体験であったことが伺えました。生理痛体験を通じて、参加者は「健康に関する理解が深まった」と、双方にとっての重要性を再認識したようです。
参加者の反応
生理痛体験を通じて、特に生物学的男性からの反響が印象的でした。全員が「この経験を通して、身近な女性の健康について考えるきっかけになった」と回答。また、女性特有の健康問題に対する理解を深める機会となりました。これを受け、今後は職場内で女性の健康課題をもっと話し合う必要があるとの意見も多く挙げられたことは、社会全体の意識を変える一歩となるかもしれません。
スマルナのミッション
『スマルナ』は「ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中をつくる」という目標を掲げ、今後も女性の健康課題に対する情報発信を続けていくとしています。また、トレルナは、全国のさまざまな場所での普及を目指し、さらなる拡大を計画しています。
Femtech Tokyoの成功
『Femtech Tokyo』への出展は、『スマルナ』と『トレルナ』にとって大きな成功を収め、多くの新たな出会いや可能性を生む場となりました。今後もこうした取り組みを通じて、より良い社会の実現に向けて進んでいくことでしょう。