株式会社Urthは、メタバースサービス「V-air」の名称を「metatell(メタテル)」に変更したことを発表しました。2024年7月1日より新名称でサービス提供を開始し、企業ロゴも新たにデザインされました。
今回のリブランディングの背景には、メタバース市場の変化があります。近年、メタバース市場では「使用するプラットフォーム」よりも「プラットフォーム上のコンテンツ」が重要視されるようになってきました。Urthは、創業時から「すべての個人が輝く社会をつくる」というミッションを掲げ、空間の不を解決することでその実現を目指しています。
当初は、メタバースプラットフォームが未成熟だったため、Urthは空間を提供するのみでは十分な価値提供が難しい状況でした。そこで、自社でプラットフォームを構築し、空間と合わせて提供するという戦略を採用しました。その結果、事業規模はプロダクトリリースからわずか3年で50倍以上に成長しました。
しかし、メタバースプラットフォームの成熟に伴い、プラットフォーム自体が成功を左右する要因ではなくなりました。現在では、プラットフォーム上のコンテンツによって成功が左右されます。Urthは、空間の不を解決するという強みを活かし、メタバース施策の成功に貢献できる状態になったことから、今回のリブランディングに至りました。
新名称「metatell」は、「metaverse(メタバース)」と「tatell(建てる)」を組み合わせたもので、「メタバース空間に質の高い建築を建築家とともに建てる」という想いが込められています。ロゴデザインは、建造物が建つイメージでMのシンボルがデザインされ、2つのエレメントが重なり合うことで、お客様との伴奏やバーチャル空間の奥行きを表現しています。タイポグラフィも、機械的な印象ではなく、建築家のスケッチのようなヒューマンタッチな左右非対称な形を採用しています。
metatellでは、企業の課題解決に最適なメタバース空間を提供しています。どんなデバイスでもWebブラウザから入室可能で、建築デザイナーが設計した計算された3D空間、管理画面システムによる自由なカスタマイズ、定量的な分析などが可能です。
Urthは、今後も「すべての個人が輝く社会」の実現を目指し、metatellを通じて、より質の高いメタバース空間を提供し続けていく予定です。