アウロラ債権回収が導入した最新コンタクトセンタープラットフォームCXone
東京都港区に本社を置くアウロラ債権回収株式会社は、株式会社アイティフォーが提供するフルクラウド型コンタクトセンタープラットフォーム「CXone」の利用を開始しました。これにより、債権回収業務の効率化やオペレーターの負担軽減が期待されています。国内でのサービサー利用においては、このCXoneが初の導入事例となります。
導入の背景
アウロラ債権回収は、従来のプレデクティブダイヤリングシステムを使用して架電業務を行っていましたが、その基盤が老朽化したため、新しいシステムへの移行を検討していました。そこで、短期間での導入が可能で、メンテナンス性が高いこと、そして効率的な架電業務が行える機能が豊富なCXoneが適していると判断され、導入に至りました。
導入概要と機能
CXoneの導入により、アウロラ債権回収は延滞債権管理システム「TCS」を使用して、コール対象者リストを一括で取り込み、プレディクティブコールを実施することが可能になりました。さらに、このプラットフォームには通話録音機能が標準装備されており、以前の通話録音装置に伴うランニングコストや老朽化への対処が大幅に軽減されます。
向上するコンタクト率
新たに変更された発信番号は3つに増やされ、回線数も増加しました。これにより、電話がつながりやすくなり、処理スピードの向上が期待されます。コンタクト率の向上は、まさにシステム導入の恩恵と言えるでしょう。また、設定変更が容易で、メンテナンスのコストも抑えられるため、運用の効率化が図られます。オペレーターの増員についてもライセンスを追加するだけで簡単に実施できるため、体制強化にも柔軟に対応できます。
フルクラウド型コンタクトセンタープラットフォーム「CXone」とは
CXoneは、コンタクトセンターの運営に必要な機能を全て備えたクラウドベースのソリューションです。PCがあれば即座にコンタクトセンターを立ち上げることができ、電話やメール、チャット、SNSなど多様なチャネルに対応しています。また、お客様とのやりとりは可視化・分析され、結果はレポートやダッシュボードとして簡単に出力可能です。加えて、約300以上のAPIを介してSalesforceやMicrosoft Dynamics、Oracle、SAPなどの外部システムともスムーズに連携できます。
まとめ
アウロラ債権回収のCXone導入は、債権回収業務を大きく変える可能性を秘めています。効率化やオペレーターの負担軽減、コンタクト率の向上といったさまざまなメリットが期待され、多くの企業がこのフルクラウド型プラットフォームに注目する動きが見られます。これからの債権回収業務の在り方を大きく進化させるこのシステムの成長から目が離せません。