千葉大学初のオリジナルクラフトビール完成
千葉大学が新たに手掛けたオリジナルクラフトビール「Go! Go! CURAFT No.1!」が、ついに完成しました。これは、千葉大学大学院理学研究院の萩原学教授と、その学生たちが協力しながら開発したもので、千葉市の「潮風ブルーラボ」との連携によって実現しました。新たなビールは、2023年9月4日から提供が開始される予定です。
プロジェクトの成り立ち
このプロジェクトは、萩原教授が2021年にスタートさせたもので、当初は学生たちの自発的な有志による活動から始まりました。これまでに、千葉市および足利市の100周年記念ビール「あしたのみち(足楽味千)」や、教授の専門である数学を活かし、材料選定に工夫をこらした「Chiba Dorado 0(チバドラドゼロ)」など、多様なビールが開発されてきました。
さらに、2024年7月には発泡酒醸造の免許が取得され、同年8月には西千葉キャンパスに醸造施設「千葉大学リサーチブルワリー」が設立されました。これにより、じめて大学内で実験的にクラフトビールの醸造が行われ、「Go! Go! CURAFT No.1!」が誕生したのです。
「Go! Go! CURAFT No.1!」の特徴
今回のビールは、Session IPAスタイルで、誕生の背景には2021年に共同開発された「あしたのみち(足楽味千)」のレシピがあります。このビールは、エルドラドホップとハラタウ・ブランホップをふんだんに使い、フルーティな香りが際立ちます。マンゴーや白ブドウのような香りが楽しめ、軽やかな飲み口であることが特徴です。アルコール度数も控えめで、クラフトビール初心者の方でも楽しめる設計になっています。
また、今回のビールは学生や教職員が一体となって醸造したもので、彼らの研究や情熱が詰まっています。学生たちは店内のメニュー看板も作成するなど、プロジェクト全体に積極的に関与しており、Beer Cultureの普及を目指しています。
今後の展望
「CURAFT」は、これまでの研究室を超えた活動を続けており、地域や企業とのコラボレーションを通じた新しいビールの開発にも取り組む予定です。ビールの開発だけでなく、販売やデザインなど多岐にわたってメンバーが関与し、各々の専門性を活かしています。現在、教員と学生合わせて15名のメンバーが活動しており、今後も新しいビールが経つことが期待されます。
ご興味がある方は、ぜひ「潮風ブルースタンドのぶ」と「潮風ブルースタンド蘇我」でお試しください!
【関連リンク】
- - 千葉大学公式サイト
- - Instagram: @cu_beer_project
- - X: @cu_beer_project