2024年春の中古スマホ取引数ランキング:iPhone SEが遂に首位に
2024年の春、つまり4月から6月にかけての中古スマホ市場の動向が明らかになりました。この調査では、特に注目すべきはiPhone SE(第2世代)の人気が急上昇し、初めて取引数ランキングの首位に立ったという点です。これまで約4年間続いていたiPhone 8の独占を終え、新たな世代交代が進行しています。
iPhone SE(第2世代)の躍進とその背景
前回の調査でも、iPhone 8とiPhone SE(第2世代)の人気は継続していましたが、前々からトップを走り続けていたiPhone 8を抑えて、iPhone SE(第2世代)がトップに立つとは驚きです。iPhone 8はiOS17でアップデートのサポートが終了し、高性能かつ手頃な価格のiPhone SE(第2世代)へと乗り換えるユーザーが増えたと思われます。また、au版のiPhone SE(第2世代)は取引数が前回から60%も増加し、これは格安SIMのキャンペーンや中古販売の割引に頼っている部分もあるでしょう。
特に、平均価格が約15,000円と非常に手頃になったことが、取引数の増加に大きく寄与しています。これにより、機能を重視しつつコストを抑えたいユーザーに支持されています。また、iPhone 12やiPhone 11も、ソフトバンク版として人気が上がっており、これらも機能性と価格のバランスから高い評価を受けています。
iPadにおける人気の二分化
次に、iPad市場ではiPad Air cellularとiPad Pro(10.5インチモデル)の人気が著しいことがわかりました。iPad Air cellularは、実用的な機能を持ち、非常に安価で手に入るため、動画視聴専用の端末として利用するニーズが高まっています。一方、iPad Proは高性能な機種であり、最新のiPadOSに対応していることで、性能を求めるユーザーにも支持されています。
これらは、一部のECサイトでの特別セールが影響し、特にコストパフォーマンスの面で高評価を受けていることも影響しているでしょう。
Android市場の変化
さらに、Android市場では5,000円以下の低価格帯機種の取引数が急増しています。手頃な価格で性能がしっかりとしているデバイスへの需要が高まっている現状が、トレンドとして浮かび上がってきました。
多様化するスマホ・タブレットの利用法
全体的に見ると、スマートフォンやタブレットの利用目的は多様化しており、異なるニーズに応じたデバイス選びが進んでいるようです。これまでに見られた「高性能な最新機種」と「コスト重視の中古端末」という二極化が進行中であり、今後の市場動向にも注目です。
人気機種の動向を把握することで、ユーザーは自分に合った機種を見つけやすくなるでしょう。新型iPhone発売のニュースもある中で、ハイスペックな新機種と手頃に手に入る中古機種との価格差が大きく、選択肢が豊富な今後の市場にぜひご注目ください。
以下に調査の詳細リンクを添付いたしますので、興味がある方はぜひご覧ください。
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