バルテスが提供開始したウェブアクセシビリティ検証サービスの全貌

バルテスが手がけるウェブアクセシビリティ検証サービス

バルテス株式会社は、ソフトウェアのテストや品質向上で知られるリーディングカンパニーです。最近、2024年4月施行の法改正をうけて、ウェブサイトやアプリケーションのアクセシビリティ対応を支援する新たなサービス「ウェブアクセシビリティ検証」を開始しました。このサービスは、企業が求めるウェブコンテンツへのアクセスしやすさを実現することを目的としています。

アクセシビリティへの取り組み

ウェブアクセシビリティの重要性が高まる中、バルテスはこの分野でのノウハウを活かし、特に障がい者や高齢者がより利用しやすいウェブ環境を製作するための実践的なサポートを行います。今回のサービスは、ウェブサイトの調査から始まり、問題点の洗い出しを経て、具体的な改善策を提示します。これにより、クライアントの必要性に応じた合理的な配慮を提供することができるのです。

サービス内容の詳細

サービスは大きく分けて、以下の4つのステップで進行します。

1. サイト内調査

まず、ウェブサイトを詳細に調査し、問題点を把握します。この結果を基に、「対応範囲」や「JIS X 8341-3:2016適合レベル」などの基準を決定する協議を行います。

2. ウェブサイト改善

調査によって得られた情報を基に、デザインを見直します。これにより、障がいのある方も安心して利用できる、視認性の高いサイトを構築します。

3. アクセシビリティ試験

次に、JIS規格に準拠した評価シートを使用して、改善結果を診断します。この段階では、現状分析からデザイン・コーディングの改善、試験の実施、適合レベルの宣言までを包括的に行います。

4. JIS準拠宣言

最終的に、試験結果をホームページに掲載し、その内容を一般に公開します。これにより、企業の透明性が増し、信頼を築く手助けをします。

法改正後の企業対策

日本では、2024年4月から施行された障害者差別解消法の改正により、従来の「努力義務」が法的な義務に変わっています。この改正により、多くの企業がウェブアクセシビリティの必要性を認識し、具体的な対応策を模索するようになりました。法律で求められる基準を満たすことは、企業にとって不可避な課題となるのです。

国際的なガイドラインと準拠

ウェブアクセシビリティに関する国際的なガイドラインには、WCAGやISO、そして日本国内のJIS規格が含まれます。これらのガイドラインは現在、基本的に同じ内容に改訂されているため、国内外で一貫した基準に基づいてアクセシビリティ改善が可能です。

改善ガイドブックの公開

バルテスは、サービスの開始に合わせて『ウェブアクセシビリティ改善ガイドブック』も公開しています。このガイドブックでは、アクセシビリティの基礎知識や法改正の背景、具体的な改善手法などを詳しく解説しており、企業がウェブサイトのアクセシビリティ向上に向けて実践するための重要な資料となっています。ガイドブックは、ぜひ参考にしていただきたい一冊です。